「魚のうろこ」由来のコラーゲンで人工毛髪が開発

化学メーカーの多木化学は、養殖魚ティラピアのうろこから抽出したコラーゲンを用いた人工毛髪素材を開発した。ウイッグメーカーのスヴェンソンと共同で研究を進めており、パーマ処理が可能な次世代の人工毛髪素材として商品化を検討している。
近年、ウイッグ用の人毛の確保が難しくなっていることから、多木化学が培ってきたコラーゲンファイバー技術を応用。人毛と同等以上の機能を持つ人工毛髪の開発を目指してきた。
人毛は毛髪内の硫黄成分の化学反応によってパーマを形成するが、コラーゲンには硫黄成分が少ないため通常のパーマ処理ができない。そこで植物由来成分などを加えて改質する独自技術を用い、パーマ液でカールを形成できるコラーゲン人工毛髪を開発した。
同素材は人毛に近い滑らかな質感を持ち、水濡れ時の強度やヘアアイロンへの耐熱性も備えるという。両社は昨年10月に共同特許を出願しており、現在は商品化に向けた検討を進めている。

