訪日客に日本の美容室が“体験コンテンツ”になりつつある

「ホットペッパービューティー」の調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」は、欧米豪(アメリカ・イギリス・オーストラリア)からの訪日客を対象に、日本の美容サービス利用に関する調査結果を発表した。訪日中に美容サロンを利用した経験がある人は4割を超え、平均支出額は約2万円にのぼった。日本の美容技術やサービス品質が、訪日客の体験型消費の一つとして注目されていることが明らかになった。

調査によると、訪日中にヘアサロンなど美容サービスを利用した割合は40%以上。利用者の平均支出額は約2万円だった。利用理由としては「日本の美容技術を体験したかった」「旅行中に身だしなみを整えたかった」などが挙がった。

欧米豪の訪日客、4割超が日本の美容サロンを利用
平均支出は2万円超

サロン選びでは、SNSや口コミサイトの影響が大きい。特にInstagramなどのビジュアルメディアを通じて、日本のヘアデザインや美容師の技術を知り、来店につながるケースが目立つ。訪日前に美容室を調べて来店する人も少なくないという。

サービス面では、接客の丁寧さや店舗の清潔感への評価が高かった。日本の美容サロン特有のきめ細かな接客やカウンセリング、設備の整った空間などが好意的に受け止められている。

また、訪日回数が多いリピーターほど美容サービスの利用率が高い傾向も見られた。旅行の目的が観光から体験へと広がるなか、日本の美容サービスが訪日客にとっての新たな消費コンテンツになりつつある。

インバウンド需要が回復するなか、ヘアサロンにとっても訪日客の取り込みは重要なテーマになりそうだ。SNS発信や予約導線の英語対応などが、今後の集客の鍵になるとみられる。