美容師とCGI、メタバースを結ぶ

日本ロレアル株式会社/ロレアル プロフェッショナル(ジャン-ピエール・シャリトン社長)は毎年開催しているヘアコンペティションをさらに進化させ、「Meta-morphosis(メタモルフォシス)」を今年のテーマに、CGIアーティストを対象にしたヘアコンテストも開催する。

スタイル&カラートロフィは、世界の舞台でプロの才能を評価するためのコンペティション。2022年には初の世界統一で開催され、42カ国が参加し3万件の応募が集まった。ヘアデザインの幅を広げることを戦略に掲げる同社は今回、CG Iアーティストを対象にしたヘアコンテストを新設する。

同社は昨年11月に、バーチャルヘアコレクションを初披露し、これまでになかったヘアデザインをゲーム界に提供。世界最大級のクロスゲームアバタープラットフォームであり、4,000以上のゲーム、プラットフォーム、アプリに対応したコネクテッドユニバース、「レディ・プレイヤー・ミー」に初めてのアバターヘアスタイリストが誕生した。

グローバル審査員団には、国際的に活躍する美容師業界屈指のインフルエンサー、ミン・キム氏、デリック・モンロー氏、シャーリー・ル・ミンドゥ氏の3名のほか、CGIアーティティストのサミー・ラ・カプール氏が加わり、42の参加国から選ばれたセミファイナリストのリアルなデザイン、または3D作品の創造性を評価する。なお、優勝者には、1万ユーロの賞金と一流ヘアスタイリストトレーニングの機会が与えられる。
 
開催にあたって、グローバル・ゼネラル・マネージャーのアン・マチェテ氏は次のように述べた。
「歴史あるヘアコンペティションを通じて美容師業界の進展に貢献し、ヘアデザインの幅を広げていることを誇りに思います。スタイル&カラートロフィはプロの美容師の皆さんにとってまたとない舞台です。今回は『メタモルフォシス』がテーマです。自己表現の境界線を自由に押し広げてください。今年、ロレアル プロフェッショナルはバーチャル世界における戦略を加速させ、技術と創造性の限界に挑戦し、ヘアデザインの無限の可能性を提案していきたいと考えています」