BA東京が新年会を開催 料金の適正化とフリーランス問題に言及

BA東京(東京都美容生活衛生同業組合・金内光信理事長)は1月20日、セルリアンタワー東急ホテル(東京・渋谷)で「2026年BA東京新年会」を開催した。

冒頭、金内理事長が挨拶に立ち次のように述べた。

「公共料金や原材料をはじめとする物価の値上がり、人件費の高騰により、美容室経営は厳しいものとなっている。生産性を高め、利益率を高めた経営の健全化を図ることが喫緊の課題だ。BA東京は3年間にわたり美容料金の適正化を図るキャンペーンを行ってきた。まだまだ望む域に達していない。さらなる対応を検討し、生産性を高め、利益率の向上を図り、経営の健全化を推進する活動を行っていきたい」

一方、小手先の対応だけでは解決できない問題も山積している。その一つに、働き方の多様化から発生したフリーランス美容師の問題がある。日経MJの発表によれば、全国で約8万人のフリーランス美容師が存在し、約50万人の現役美容師の16%にあたる。今後もさらに増え続けることは必至だろう。美容室は生活衛生法のもと、衛生管理の観点から顧客の安心・安全を図っていかなければならない。しかし、フリーランス美容師の衛生管理については行政をはじめ、どこも管理していない。BA東京としては、速やかに具体的な対応を図りたいと考えている。

さらに、人手不足の対策としてサロンの補助作業の規制緩和や、1957年に美容師法が制定されて70年近い年月が過ぎているなかで、社会環境の大きな変化、人々の暮らしの多様化、マーケットニーズの激変に対し、何らかの対応、検討が必要になっている時ではないかと危惧している。

来賓のあいさつ、乾杯に続いて盛大に宴会が催され、数多くの国会議員、都議会議員らが年頭の挨拶に立った。

組織拡大の一環として、昨年は各所管の保健所に対し、組合と行政の連携を図るためのアンケート調査や、衛生講習会の開催など、連携強化を図り、同時に各保健所に対し、新規開業者に対して組合の紹介、加入促進への協力をお願いしてきた。本年もさらにバージョンアップして保健所との連携を強め、組織拡大の推進を図っていく所存だ。