美容業界でライブコマースへの参入進む 「クレイツ」がTikTokショップをオープン

美容業界でSNSを活用したライブコマースへの参入が広がっている。ヘアアイロンなど美容機器メーカーのクレイツは11月、「CREATEs公式 TikTok Shop」をオープンすると発表した。定番商品から新製品まで、幅広くラインアップする。

ライブコマースは、SNSやECプラットフォーム上でライブ配信を行い、視聴者がその場で商品を購入できる販売手法。リアルタイムのやりとりや使用実演を通じ、ブランドの世界観や商品の使用感をダイレクトに伝えられることから、美容業界でも活用が進んでいる。実際にTikTokショップのトップセラーにも美容師が名を連ねており、発信力と専門知識を兼ね備えた「美容師ライバー」が新たな販路を切り拓いている。

リアル×オンラインの両軸で発信

「ビューティーワールドジャパン大阪」でのTikTok LIVE配信

クレイツは10月開催の「ビューティーワールド ジャパン 大阪」で、ブース内からTikTokライブを配信。来場者とオンライン視聴者に向けて製品の特長やスタイリングプロセスを紹介した。今後はクリエイターとのコラボレーションも視野に入れ、ブランド発信を強化していく。

TikTok Shopは、アプリ内で商品の発見から購入までを完結できるEC機能「ディスカバリーEコマース」を提供。動画やLIVE配信を通じて購買を促す仕組みが特徴で、ビューティー分野でもブランドとクリエイター双方の活用が進んでいる。