
ヘアケアメーカーのミルボンは、ヘアサロン専売アイテムの公式オンラインストア「milbon:iD(ミルボン アイディー)」の登録会員数が100万人を突破したと発表した。2020年6月のローンチから5年で、当初目標だった「2026年100万人」を1年前倒しで達成した。

「milbon:iD」は、サロンで対面カウンセリングを受けた顧客のみが利用できる会員制オンラインストア。ヘアサロンがモール型EC内に自店ページを持ち、顧客は担当美容師が発行する専用QRコードから登録する仕組みだ。購入売上は美容室に計上され、物流や受注業務はミルボンが担う。来店機会の減少や販売負担といった美容室側の課題、購入タイミングのずれによる顧客側の不便、その双方を解消する形で生まれたBtoBtoC型プラットフォームとして成長を続ける。
2025年10月時点での登録美容室は約6,500軒。ミルボンは、リアルとデジタルの融合を掲げる「ビューティプラットフォーム構想」の一環として、今後もmilbon:iDを軸に美容室の新たな顧客体験を支援していく。
