ファッションとメイクの“いい塩梅”を探して。資生堂トップヘアメイクアップアーティスト・進藤郁子「MAKEUP NOTE」刊行

資生堂トップヘアメイクアップアーティストの進藤郁子が、ファッション好きのためのビューティーブック『MAKEUP NOTE ―日常からモードまで、メイクのサンプル帖―』(文化出版局)を11月29日に刊行する。価格は2400円。

同書は「顔立ちに合わせるメイク」ではなく、「ファッションイメージに寄り添うメイク」を提案。肌・眉・目もと・リップの4パーツを“甘い⇔辛い”“さっぱり⇔こってり”という2軸でマトリクス化し、16種類のファッションスタイルに対応したメイクをビジュアルで紹介している。

「ファッションではいろいろな自分になれるのに、いつも同じメイクじゃつまらない」。そんな思いから生まれたのが、進藤流の“いい塩梅”のメイク理論だ。普遍的なテクニックに加え、今っぽさの抜きどころを丁寧に解説。さらに、現場のヘアメイクワークを想定した構成や、愛用するツールの紹介など、プロの仕事の裏側にも触れている。服を着替えるようにメイクを選び、日常にモードのエッセンスを取り入れたい読者に向けた新しいビューティーの教科書となりそうだ。

進藤郁子/2007年に資生堂に入社。資生堂ビューティークリエイションセンターに所属し、「マジョリカマジョルカ」のビューティーディレクターを務めるほか、ニューヨーク・パリ・東京コレクションのバックステージや広告、雑誌など幅広く活動。JHA(ジャパン・ヘアドレッシング・アワーズ)での受賞歴を持つトップアーティストでもある。2025年10月には、資生堂が運営するヘアメイクアカデミー「SABFA(サブファ)」の校長に就任した。