
ヘアケアメーカーのb-ex(ビーエックス)は10月21日、創業50周年を記念したイベント「美IG BANG!」でメディア向け発表会を両国国技館で開催した。創業50周年にかける思いや新製品などが発表された。
冒頭、福井敏浩社長は「美容師との共創を軸に、業界の枠を超えて美の体験を届ける。今日が次の50年への出発点」と宣言。続いて登壇した竹内秀彦CMOが、今後の主力ブランドとなる新製品を紹介した。
10月21日に発売した「ディープレイヤー(Deep Layer)」新ライン「エクストラベルベッティ(EXTRA VELVETY)」は、ブースター効果と補修力を両立したホームケアシリーズ。加えて「ピュアナチュラルボタニカル(Pure Natural Botanical)」からモイストリッチシャンプーが登場する。

2026年には台湾発のサステナブルブランド「オーライト(O’right)」の新ライン〈ワイルドローズ〉、そして「ロレッタ(Loretta)」9年ぶりの新製品も控える。また、「メゾンオルキデ(Maison Orchidée)」と、明日花キララが手がけるドレスブランド「リンスルス(Linslus)」とのコラボレーションも発表された。
後半では、「ディープレイヤー」共同開発者の「エイチカンパニー(H.company)」小玉重太さんと、ファッション&ビューティメディア「WWD JAPAN」の村上要編集長が登壇。小玉は「“熱を味方につける補修”をテーマに、レブリン酸で柔らかさを追求した」と開発背景を語った。村上編集長はパリコレの傾向を交えながら「ファッションでも質感を重視する流れが強まっている」と指摘し、“やわらかさ”の価値を語った。
イベント終盤には、プロフェッショナル向けカラーブランド「キラテラ(KIRATERA)」共同開発者の「PELE」RYUSEI代表が登場。「100年続くカラー剤をつくる」をテーマに、「トレンドに流されない普遍性と柔軟性を兼ね備えたブランドを目指している」と語った。
また、共同開発者の「THE SLICK」樗木佑太代表は、「感覚を自分のスキルで昇華できると、美容師のオリジナリティが際立つ」とコンテストを振り返った。
