Instagram、プロフィールのハイライトがグリッド表示に 段階的に仕様変更か

Instagramのプロフィール画面において、一部アカウントで使用変更が確認されている。従来はページ上部に並んでいた「ハイライト」が、一部アカウントでは投稿一覧(グリッド)に加わるかたちで表示されるようになった。

自己紹介の下に配置されていたハイライトが、既存の投稿一覧に混ざるようになった。

これまで丸いアイコンで表示されていたハイライトは、過去のストーリーをまとめて保存・公開する機能。ブランドやクリエイターにとっても重要な要素として活用されてきたが、グリッドに混在する仕様に移行しつつあるようだ。ユーザー間では「見栄えが変わった」「友人のアカウントは従来のまま」といった声が相次ぎ、不具合ではないかと戸惑うケースも少なくない。

こうした変更は一部アカウントのみに適用されている状況で、Instagramが行う段階的なロールアウトやABテストの一環と見られる。アプリのバージョンやアカウントの種類によって表示が異なる可能性もあり、全ユーザーへの導入は今後の判断次第だ。

プロフィールに並ぶ投稿一覧の順番を変更できるようになった。

一方で、新しい表示には「プロフィールが整理されて見やすい」「投稿とハイライトの統一感が増す」といった肯定的な意見も多い。ハイライトはグリッドから非表示にすることもでき、ストーリーアーカイブに保存したまま管理可能。表紙画像を整えれば、グリッド表示をデザイン要素として活かすこともできる。

Instagramはここ数年、リールやショッピングなど多様な機能を加えてきた。今回のハイライト再配置も、プロフィールの視認性向上や表現の幅を広げる狙いがあるとみられる。表示が変わっていないユーザーにも、今後同様の仕様が順次展開される可能性は高い。