資生堂が運営する美の総合アカデミー「SABFA(サブファ)」は、10月1日付で新校長に資生堂トップヘアメイクアップアーティストの進藤郁子氏が就任すると発表した。8代目校長の計良宏文氏の退任にともなう人事で、女性2人目の校長就任となる。

進藤氏は2007年にSABFAを卒業後、資生堂に入社。「マジョリカ マジョルカ」のビューティーディレクターを務め、広告のヘアメイクや商品開発を担う一方、ファッション誌やコレクションのヘアメイク、美容師向けセミナーなど幅広く活動。JHA(ジャパン・ヘアドレッシング・アワーズ)では2013年大賞部門グランプリを受賞するなど、国内外で高く評価されている。
今回の就任にあたり進藤氏は「SABFAは単なる技術習得の場ではなく、仲間と共に美の可能性に挑み、自分を鍛える“トレーニングジム”のような存在」とコメント。卒業生としての経験を踏まえ、「失敗からの学びや日々変化するトレンドを共有し、実践で活用できる“生きた力”を育む教育を続けたい」と抱負を語った。
校長交代に合わせて、書籍の刊行やイベントの開催も予定されている。SABFAは次世代のヘアメイクアップアーティスト育成に向け、教育の刷新と発信力強化を進めていく考えだ。