
中野製薬は5月27日、セミナーとヘアショーが融合したイベント「BEAUTY IS ART 2025」をTFTホールで開催した。SNSマネジメントセミナーで幕を開け、後半のヘアショーは唯一続投となった「ZELE(ゼル)」を除き顔ぶれを一新。台湾から来日した「oasis(オアシス)」をはじめ「SOL./punel(ソル/プネル)」、「ADITION(アディション)」の3サロンが新たに加わった。台湾やシンガポールからの来場者を含む330名超が詰めかけ、会場の熱気をリアルタイムで届けるライブ配信も同時に走らせた。
最初の「ZELE」ステージは、自社ネットワーク21社・76店舗の規模感を“オーケストラ”に見立てた構成。スタイリング後にはモデルが舞うように踊りだし、個の技術とチームワークの調和を表現した。続く「SOL./punel」は若手中心のステージ構成。“リュクスグランジ”を掲げ、荒々しいビートに乗せて繊細なカラーリングを揺らした。
3番手は、台湾から来日したデザインサロン「oasis」。台湾の旧名“フォルモサ(美しい島)”をテーマに、スモーキーな色彩と民族性、ストリートが同居する世界観で静かな情緒を広げた。トリの「ADITION」は、いさなCEOをはじめとする平均24歳のチームが「ニューエイジ」を掲げた。音楽に合わせた高速カットやハイコントラストなスタイリングで、圧倒的な熱量を会場に叩きつけ締めくくった。
前半には昨年に引き続きNEXTのKUMA副社長が、SNSマネジメントセミナーでInstagram集客の最新手法を解説。9月・10月にオンラインワークショップ(2回コース、各30名)を行うと告知し、セミナーの内容を実践に移す導線も用意した。
クリエイティブとマーケティング、グローバルな視点。異なる要素が1つのステージで混ざり合う体験は、次のサロンワークをアップデートする濃密なヒントとなるはずだ。