山崎裕俊氏が死去 弱酸性美容「ベル・ジュバンス」の普及や黄綬褒章を受章
弱酸性美容「ベル・ジュバンス」の礎を築いた「山崎裕俊美容室」の山崎裕俊(やまざき・ひろとし) 会長が5月6日に死去した。83歳だった。12日に通夜を行い、翌日13日に告別式を執り行う。

山崎氏は1941年福島県生まれ。郡山美容専門学校(当時)を卒業後、創始者である初代・山崎伊久江氏の「山崎伊久江美容室」に入社し、弱酸性理論を学んだ。65年にフランスで開かれた国際コンクール「ガラ・ド・ラ・コワフュール」で優勝。帰国後は講習会や技術ショーで弱酸性メニューの有用性を紹介し、初代・山崎伊久江氏とともに理論を広めた。
85年に東京・経堂で「山崎裕俊美容室」を開業。サロンワークのほか、東京美容家集団会長、全日本美容講師会副会長、日本美容技術振興センター副理事長など要職を歴任。世界理美容機構(OMC)では国際審査員として日本選手団をサポートした。
2007年には厚生労働省から卓越技能者「現代の名工」、09年には黄綬褒章(おうじゅほうしょう)を受章。長年の技術研さんと教育活動が評価された。
◾️通夜と告別式
通 夜:5月12日(月)18:00
告別式:5月13日(火)11:00
場 所:代々幡斎場
住 所:東京都渋谷区西原2-42-1