6年ぶりの開催に350名が来場「ルフトフォーラム2025」

株式会社ルフトは4月28日、セミナーと展示ブースの複合イベント「ルフトフォーラム2025」を6年ぶりに開催。会場となったウイングあいちに350名が来場した。

開演前から列をなしていたのはNOT ginza 長門政和代表のセミナー「髪質改善を生かす最新カットデザイン」。朝から整理券が配られ、立ち見席も出るほどの人気ぶりで150名以上が受講した。

レイヤーカットを解説する長門政和代表。

長門代表のつなげないレイヤー技術の他、事前に仕込んであったアルカリを遊離させる酢酸カラー「アルテマ リトーノカラー」と髪質改善メニューの理論も解説。処理剤で髪を補修し、「メテオGL」で架橋することでツヤツヤのレイヤーが完成した。

セミナー後もモデル撮影をする来場者と長門代表への質問が殺到。


理美容金融リテラシー協会 中村浩徳代表による「理美容師のためのお金の授業」は、明快で美容師目線のトークに反響が大きく、セミナー開始後から続々と人が集まり満席に。同氏の著書『美容師のためのお金のベーシック』でも言及された「自己投資が最も大切」である理由や「美容師は老後5000万円必要」である現実、これからの時代の資産形成方法など、将来“お金”に困らないための考え方が披露された。

リターンが一番早い投資は「自己投資」だと中村代表。

株式会社モノポリー 森井健太代表は「創業5年で30店舗!モノポリーの若手活躍の秘密」をテーマに講演。ミッション・ビジョン・バリューを確立した上で、10万人都市で成功できるビジネスモデルをつくるために行った戦略や人材定着のための戦略、FC制度の整備など、資本金300万円から5年で年商11億円まで急成長した同社の道のりが語られた。

客単価が4,000円アップした水素トリートメントメニュー「アプトグロス」の展開を語った森井代表。

Meta Beauty DAO RiLi代表のセミナー「AI!WEB3.0!美容師必見のデジタルツール最前線」では、ChatGPTを使ったマーケティング方法、AI生成画像によるブランディングを中心に、美容師のAI活用は目的ではなく手段の1つであることが語られた。ホットペッパービューティーでは生成AI画像の使用は禁止されたが、自己ブランディングとしてお客さまとイメージを共有するための活用方法が提案された。

画像生成AI「ミッドジャーニー」はヘアの質感、肌の質感が大幅にアップデートしているとRiLi代表。

自由が丘クリニック 秋本峰克院長のオンライン講演では「美容医療の今と美容室フェイシャルの可能性」をテーマに美容医療の正しい知識と、継続的なサロンケアの実現について発表があった。

秋本峰克院長はオンラインで講演。クリニックケアとスキンケア、顧客が何を大切にしているかを考えることでサロンケアの可能性が見えてくると言う。

 

株式会社ジャストケアコミュニケーションズ 佐藤康弘代表の講演では、「人時生産性を改善する店販と技術メニューの考え方」がレクチャーされた。30歳超えの女性人口が増えること、団塊ジュニアの子育てが終了したことで金銭的に余裕ができるシニア世代が増えること、健康かつ綺麗でありたい需要が増えることなど、今後、店販が絶好調になるサロンが増える理由を解説。店販を売るのをやめて専門家としてアドバイスに徹する戦略が語られた。

欲しいもの優先ランキング上位にどう滑り込ませるかを力説する佐藤代表。

展示ブースでは40社を越えるブースが出展し、商品を試す参加者の姿やLINEのポイントカードによるスタンプラリーを楽しむ様子が見受けられ、閉場の17時30分まで多くの人で賑わっていた。