BA東京が第4回理事長・市部長会を実施 組合員増へ保健所との連携に注力

東京都美容生活衛生同業組合(以下、BA東京)は3月19日、東京・代々木の美容会館で第4回理事長・市部長会を開催した。会場には、署名出席を含む計49名が集まった。同会の趣旨は、令和6年度に行ったイベントの収支予算・決算報告、組合員の代表である支部長の意識向上のため。これは、東京支部全体で予算を把握したうえ、活動における積極性を促すのが目的。また、金内光信理事長は、組合加入の促進に向けた保健所との連携が今後の課題と述べた。

東京都美容生活衛生同業組合理事長 金内氏

議事では、同理事長が支部長に対し、同組合主催の技術コンクール「ガラ・ド・ラ・コワフュール」について語気を強めた場面も。同コンクールは美容師や美容学生が技術を競う一方、美容関連商社の商品展示及び販売を行っている。同理事長は、各支部の負担金を減らす策として新たなスポンサー獲得を求めた。

また、組合員加入の伸び悩みについても議論が交わされた。金内理事長は、行政機関である保健所との協力体制を敷くべきと主張。現在、加入促進活動は組合員が営業時間内の美容室へ出向いているため、十分に説明する時間が取れない。だが、保健所と連携ができたら問題解決の一助となる。美容室の開設手続きに必要不可欠な保健所が組合加入の説明や案内をしてくれたら、双方にとって負担が少ない円滑な流れとなる。連携が実現すれば加入者が増加し、組合が注力している公衆衛生における衛生管理の意識を高め、業界全体へ波及できると分析した。