美容ディーラー最大手「ガモウ(GAMO)」は、3月31日をもって前代表取締役執行役員副会長の美濃部徹氏が退任したと発表した。長年にわたりガモウの経営を担い、代表取締役社長・副会長として同社をけん引してきた業界の重鎮が、経営の第一線を離れるかたちとなる。
美濃部氏は代表取締役社長として、ガモウの全国展開やグループ拡大戦略を推進。その後は代表権を持つ副会長として経営に携わり、創業家である蒲生会長・社長とともに業界トップ企業としての地位を確固たるものにした。2023年3月期には、グループ全体の年商が約313億円に達するなど、在任期間中に確かな成長を築いた。
2027年には創業100周年を控えるガモウ。世代交代が進む中、次の100年に向けた体制づくりが本格化している。長年、経営中枢を支え続けてきた美濃部氏の退任は、大きな転換点となりそうだ。