次代のヘアカラーを担う萌芽たち

資生堂プロフェッショナル株式会社は3月28日、KIWA TENNOZ(東京都品川区)にてヘアカラーブランド「プリミエンス」を通じて次世代のCreatorを発掘、育成するプログラム「PRIMIENCE NEXT GENERATION」の就任式を開催した。

同プログラムは、プリミエンスブランドとともに未来のヘアカラーをリードする次世代美容師の発掘、そしてサポートを行っていくことを目的としている。第一期となる今回は、想像力の高い次世代を担う10名のスタイリストが全5回のコースを通じ、ブランドを使いこなすための商品知識、ヘアカラーテクニックから自身のブランディング力、情報発信力を高める。

就任式冒頭では、同社のグローバルマーケティング、ヘアカラー商品開発の責任者である小野寺氏が「このプログラムはコロナ禍に入る前からずっと温めて企画。この1年間を通して、ネクストジェネレーションズの皆様の成長、軌跡を追いかけて一緒に成長していきたい」とコメントした。

齋藤剛氏(punel/sol)
兼井遼氏(blink)

全プログラムを通して、主にテクニカル面を教えるCTO(Chief Technical Officer)を務める齋藤剛氏(punel/sol)と、SNSによる発信面を教えるCSO(Chies SNS Officer)を務める兼井遼氏(blink)。その2名が登壇し、司会からの“今の美容師に求められること、ネクストジェネレーションズに期待することは?”という問いに対して

齋藤氏:「技術に加えSNSが重視される時代だが、そのバランスが重要。何かに突出するだけでなく、全てが一定の水準以上の状態にあることが大切だと思います。皆さんスタイリストとしてそれぞれテイストであったり方向性など色々あると思います。その強みと僕が教えられるものを組み合わせていきたい」

兼井氏:「SNSをきっかけに来店してきたお客様にギャップを与えないように、接客や技術といったSNSで見えにくい点を疎かにしないことが大切。皆さんは店に戻った時にお客様やスタッフに1つでも還元できるものを持って帰ってもらいたい」
とそれぞれコメントした。


続けて、今回対象となるネクストジェネレーションズ10名を紹介。以下、5〜8年目前後のスタイリストたちが並んだ。

井上凱貴(abbey)
花岡瑠斗(MINX 渋谷 smart salon)
山田京介(PELE)
種市明日香(CLIM)
塩山萌々子(GARDEN)
脇坂彩音(loti by trench)
DAI(tricca balcony hayama )
鈴木舞(ZEST / PARK)
伊藤裕也(COA GINZA)
西小野隼輝(iLe. / nehus)

講師2名とのトークセッションを通し、得意な点や苦手な点、このプログラムを通して期待することをお互いに共有しそれぞれ目標を掲げた。今後、このプログラムを通じてどのような成長を遂げるのか、注目だ。