「hAIr TOKYO」が始動 AI活用でヘアサロンの国際対応を強化
美容業界の発展と経営支援を目的に活動する美・プラザ協同組合が、外国人観光客の受け入れを強化する「hAIr TOKYO」プロジェクトを始動した。ヘアサロンの国際化を支援し、日本の美容文化を世界に発信する。
プロジェクトではサロンの検索から予約までを一貫してサポートし、外国人観光客が日本の美容技術を体験しやすくする。24時間対応の多言語サポートを備えたツールが予約システムの煩雑さを解消し、美容師の接客負担を軽減する仕組みだ。
美容業界では国内市場の縮小が進む一方、訪日観光客の増加が新たなビジネスチャンスを生み出している。特にヘアサロンは言語の壁や予約システムの違いから外国人客の受け入れに慎重だったが、AI技術によって対応ハードルが下がり始めている。美・プラザ協同組合はこの流れに着目し、デジタル技術を活用したサロン運営の支援に踏み切った。
また「hAIr TOKYO」は、美容室の国際化を促すだけでなくサロンの集客力向上を狙った取り組みでもある。登録サロンにはプロモーション支援やVRコンテンツを活用した情報発信を提供し、サロン独自の魅力を国内外にアピール。新規顧客の獲得とリピーター育成を視野に入れる。