デジサロ 会員7万人を目指し新ロゴ発表
一般社団法人 デジタルサロン協会は12月3日、東京・新橋のAP新橋3階にて「2024 Winter Summit」と「リブランディング・カンファレンス」を開催した。
「日本の美容文化をデジタルにのせて、未来に、世界に」をスローガンに立ち上がったデジタルサロン協会は昨年4月から美容師主体の「任意団体」としてその活動をスタート。7月に一般社団法人化され毎月100名規模のセミナーを全国各地で開催するなど、仲間を増やすべく協会の代表美容師たちが日々奔走している。
同協会は現在、賛同会員(個人)が4,725人、SNSユーザー数が2000万人以上、一般会員(個人)が1,500人、賛同法人(有料協賛)が82法人/店舗数1,500店、賛助会員(法人)と連携団体が52法人とスタートからわずかの期間に多くの仲間と協力者を獲得。2030年までに無料・有料を合わせ、会員コミュニティを7万人、2045年には20万人に拡大を目指している。
その活動報告を兼ねた「2024 Winter Summit」と「リブランディング・カンファレンス」。同協会員の美容師・メーカー・ディーラーなど約200人が集ったこの日、第1部は特別ゲストを迎えての2本立てセミナー。
1人目のゲスト、株式会社galdy.の大友和子氏は美容師として月間400名以上の顧客を担当した経験を元に “似合わせ” を体系化した「ビューティーフィッター理論」を確立し企業。企業研修・セミナーやブランド開発を手掛け、サロンを訪れる顧客の「なりたい」を『似合わせる』に具現化する美容師育成を行っている。この日はサロン顧客の心理 “わたかったつもりにならないで欲しい~もっと深く知って欲しい” について解説。「顧客の “なりたい” は顧客自身が説明することではなく、本来美容師が引き出し導くもの。美容室は “なりたい私を見つける場所” “似合う私に出逢う場所” なのです」と会場に集まった多くの美容師に向けて説いた。
2人目のゲスト、stadiums株式会社の藤井翔太氏がクリエイティブ発想を社会につなげる方法「コミュニケーション設計と社会実装」について解説。「今では世界中を繋ぐデジタルコミュニケーションは、半径数mの幸せと社会全体の幸せを作るためのいま最も有効な手段。極少数の人が考えついたクリエイティブな発想を、多くの人々を幸せにするためにどう使うか~どう具現化するか。AIは、一般社会の老若男女に幅広く“便利だ”と思ってもらえるよう努力を続けねばならない」と説いた。
第2部に行われた「リブランディング カンファレンス」では、同協会事務局長の森越道大氏(SENJYU代表)が代表理事のAIとQ&A形式の掛け合いで活動概要を紹介。
最後にマーケティング・ブランディング顧問の米田星慧氏が同協会のリブランディングの目的と概要を説明し、もっとわかりやすくもっと親しみやすいデジタルサロン協会目指し刷新したロゴマークをお披露目。本来「Digi」である綴りを『Degi』にしたのは、親しみやすい印象を演出すべく森越氏の強い希望だったとのこと。
今後は美容師間のネットワークに留まることなく、メーカー・ディーラーと共に業界の垣根を越えた企業やサービスと連携し、サロン経営や業界の近未来を包括的かつ永続的にサポートするビューティーネットワークとしての地位確立を目指していく。「メーカー、ディーラー、美容室を訪れる顧客を幸せにする色々な企業も、このデジサロをどんどん利用して欲しい」と、この日のカンファレンスを締めくくった。