ヘアケア意識向上と店販の活性化を。日本ヘアケアマイスター協会が創立15周年
一般社団法人 日本ヘアケアマイスター協会(橋本健治理事長)は11月11日に東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで創立15周年記念祝賀式を開催した。会場にはメーカー、ディーラーら業界関係者約60名が集まった。
同会は理美容師がプロフェッショナルとしてお客にヘアケアの説明責任を果たせるようヘアケアマイスター認定制度を通じ、ヘアケアマイスターの育成を掲げている。認定試験は毎年5月と10月に行われ、プライマリーコース、ミドルコース、ヘアケアマイスターの3コースで構成。
これまでに多くのヘアケアマイスターを世に送り出してきた。
式典では冒頭、挨拶に立った橋本理事長は「皆様のご支援、ご厚情のお陰様で弊会は15周年を迎えられました。今後は店販の販売向上もさることながら、それ以上に顧客との『関係資産』をベースに成り立っている理美容師さんの専門知識深耕をお手伝いし、生涯顧客の獲得に貢献したい」と抱負を述べた。
続いて、二代目理事長を務めた立川智宏顧問が登壇。
「弊会設立のきっかけは、次代の理美容師さんには商品知識、毛髪科学知識が不可欠だとディーラー各社で相談したのが始まり。そうしたら㈱ダリアの故・高木不二男社長が『そういう志で立ち上げるのならば、弊社は将来を見据えてヘアケアマイスターの商標を所持していたけれど、それを譲ります』という厚意にも恵まれた」など現在に至る歴史やエピソードを披露した。
その後は15年前に初の教科書発刊に尽力した坪川恒一郎氏(㈱日華化学 執行役員、デミコスメティクスカンパニー バイスプレジデント)や現在の検定試験問題を考案している教育委員会メンバーを紹介。
1時間にわたった和やかな宴は、さらなるヘアケア知識向上を誓って盛会裏に終えた。