「派手髪は人を元気にする」タカラベルモントが共同研究で解明

タカラベルモントは、大阪樟蔭女子大学の松下戦具教授との共同研究を通じ、「派手髪」が持つ心理的・社会的効果を解明した。今回の研究では、ブリーチが必要なヘアカラー、いわゆる“派手髪”が施術者自身に与えるポジティブな影響に注目。研究結果は11月2日・3日に開催された「第29回日本顔学会大会」で発表され、業界内外から注目を集めた。

この研究では、過去1年以内に派手髪を行った人、一般のヘアカラーを行った人、そしてヘアカラー未施術者の3グループ(各300名、計900名)を対象に心理的・社会的効果を分析した。その結果、派手髪実施者は他のグループに比べ、前向きな感情を持ちやすく、周囲にポジティブな影響を与えることが明らかになった。また、多様性に対する寛容さを促進する効果も認められ、単なるファッションを超えた感性価値が浮き彫りとなった。

派手髪において効果が最も高くなる項目が18項目得られた
※グラフ左から:派手髪実施者/一般ヘアカラー実施者/ヘアカラー未実施者

タカラベルモントは、これまでも髪の印象や心理的影響に関する研究を重ねており、今回の調査はその延長線上にある。ヘアカラーが自己表現だけでなく、周囲の心理や社会的行動に影響を及ぼす可能性を示したことは、美容業界にとって新たな価値提案となるだろう。

今回の発表は、髪色がもたらす新しい視点を提供し、今後の美容業界での活用が期待される。

派手髪特有の効果