TAYAの新たな境界線、“コントゥア”が魅せた未来のフォルム

10月22日、ヘアサロン「TAYA(タヤ)」が新たなモード「コントゥア(CONTOUR)」を恵比寿ガーデンホールで開催された「ガモウ クリエイティブ ヘアショー2024」にて披露。TAYAの斬新なデザインを一目見ようと、約600人が会場に集まった。

コントゥアは、定番スタイルをコンテンポラリーに再解釈するテーマだ。ボブをはじめとするクラシックなフォルムにモダンなエッセンスを加え、スタイルの個性を引き出すのを目的としている。

ショーは4つのステージで構成。最初の「ニューモード」ステージでは、コンセプト通りのシンプルで洗練されたカットステージが展開。モデルはスポットライトに照らされ、サブテーマ「一筋の光」を象徴する演出が施された。陰影の美しさを強調し、ミニマルなカットとカラーが鮮やかに浮かび上がる。

続く「ストリート」ステージではK-ビューティの要素を取り入れ、日本のストリートファッションにモードなアップデートを加えたスタイルを披露。入社1年目から3年目の若手スタイリストが手がけ、リアルなユースカルチャーのエネルギーが感じられる演出となった。

3つ目の「ファッション」ステージでは、デニムというベーシックアイテムを再解釈し、カジュアルな素材を使いながらモード感を漂わせたスタイルが登場した。デニムの持つラフな魅力をヘアと融合させたアプローチが印象的だ。

最後の「セット」ステージではクラシカルなセット技術を新たに再解釈し、シネマティックでありながら艶やかさが際立つスタイルで観客を魅了。「質感でカタチを見せる」というテーマのもと、エアリーかつ立体感のあるデザインが注目を集めた。

フィナーレではテクニカルプロデューサーの佐藤哲忠さんが「今年で60周年を迎えるTAYAは、創業者の田谷哲哉の意思を継承し、これまでの定番を再解釈した新たな未来へスタートします」と挨拶。4月1日にはブランドリニューアルも行い、これまでの境界線を越えた新たなスタイルと価値観を提案する姿勢が強調されている。

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