全国美容習慣振興協議会は9月3日、「THE BEAUTY WEEK AWARD 2024」を六本木ヒルズ ハリウッドプラザ ハリウッドホールで開催した。

毎年９月４日＝くしの日に行われる「くし供養」の儀。今年は３日の朝に目黒大鳥神社で執り行われた。午後には場所をハリウッドホールに移し「THE BEAUTY WEEK AWARDS 2024」「EDUCATION STAGE “DREAMS COME TRUE” by 枝村仁」「BEAUTY WEEK×SDGs by 谷口貴久」が行われた。

美容週間の同イベントは、美容業界内にとどまらず美容師という職業の素晴らしさを社会に伝えることが主たる目的。美容に興味を持つすべての消費者に向けて情報を配信し続けている。

2024年のテーマは「HIGH QUALITY EDUCATION FOR ALL」。実行委員長の枝村 仁は、具体的な活動近況を報告。有志とともに児童養護施設を訪問し、ヘアカットボランティアだけではなくヘアカットのおもしろさを体験してもらう機会も創出している。美容師という職業を美容業界外の若い世代にも伝え続けたいと語りながら、モデル１名のデモンストレーションを披露した。

また今年４月から「障害者差別解消法」施行されたのを機に、先ずは視覚障害を持つ方々が臆することなく美容室を訪れヘアファッションを楽しめる環境を確立すべく、全国でセミナー活動を開催。同時に「High Quality Education For All＝より良い技術教育をすべての美容師に」を理念に全国150カ所でセミナーを行い、“いま最も注力すべきは教育者の育成”と業界を牽引する「ひとりの美容家」としての熱い思いを語った。

その年、全国の美容師が選ぶ、髪が綺麗な人気タレント・著名人No.1を決める「THE BEST OF BEAUTY」は、多様性のアイコン・井手上獏さんと女優/モデル・宮本茉由さんが受賞した。

ラストは環境活動家・実業家・作家の谷口貴久さんの基調講演で締め括られ、「環境問題の改善が遅々とする要因は、現状と事実を知らないから。知っている人を増やせば必ず変わります」など心構えを教示した。