メンズサロンのみならず、レディース、ユニセックスサロンを全国展開する「フィフス(fifth)」グループは7月1日、目黒・雅叙園にて2024年度総会を行った。
ガモウ・中根敬副社長による乾杯の挨拶の後に壇上に立ったのは木村允人代表。2023度の業績を振り返りを行ったが、ヘアサロンの「フィフス」、「サンク(cinq)」、「エリマ(elima)」の3ブランドが16億490万4,934円、メンズアイブロウサロン・「ミレボ(ME.REBO)」が8,384万566円、コンサルタント事業・「コノテ(CONOTE)」が5,248万6,000円とグループ合計で17億円強を売り上げたと報告。昨対比の売上成長率は136%、スタッフ数は126名から184名に、離職率は6%と驚異的な成長を数字で証明した。
さらに今年度の出店計画を発表。8月だけで4店舗、10月には3店舗と止まることがない出店ペースに会場も沸いたかと思えば、新たな試みとして、技術やマーケティングのノウハウを惜しみなく開示するオンラインサロンもスタートすると発表した。
さらに木村代表は、売り上げや利益にストイックに向き合ってきた理由は、スタッフの幸せを実現し、大切な人に恩返しができる環境をつくるためで、次はアシスタントの初任給の業界最高をめざすと語った。さらに「会社のためにみんながいるのではなく、みんたのために会社がある。自己中心的利他の実現によって自分たちの夢見る非日常を日常に変えていってほしい。そのために必要なのは毎日ともに過ごす仲間を大切にしてほしい」と締めくくった。
その後、恒例のスタッフ表彰の後、創業者である横川公一代表が壇上に立ち、ベーシック技術を学ぶことの大切さ、支持され続ける美容師への近道だと語った。横川代表は、伝説のサロン「ZUSSO」で活躍し、数多くのデザイナーを輩出した「PHASE」出身。それだけにその言葉には重みが感じられた。
最後にダリア・高木進一社長による締めの挨拶と一本締めによって、盛大な総会が締めくくられた。