伝説は継承され続ける「Ryoichi Katsura  THE LAST SHOW」

ケィビープランニングが演出した「Ryoichi Katsura  THE LAST SHOW」。

5月13日に逝去したケィビープランニングインターナショナル 代表取締役 桂 良一氏(享年67)のお別れ会「Ryoichi Katsura  THE LAST SHOW」が7月18日、東京・恵比寿ザ・ガーデンホールで行われた。


美容師・メーカー・ディーラー・取引関係者400名以上が最期のステージに駆けつけ、同氏が演出した激しく、クールで、美しい、クリエイティビティ溢れるステージを懐かしんだ。

ステージランウェイに再現されたデスクからは、白いジャケットを着こなし、大きな声で笑う桂氏の姿が蘇るようだった。


桂氏のラストメッセージは、
クリエイティブが、力になる。
We are all together.

数々の伝説を生んだショーを演出したクリエイティブスピリットと新世代のヘアデザイナー育成を支援してきた桂氏ならではのメッセージで締め括った。

来場者は「情熱の赤」が好きだった桂氏へ、赤い薔薇の献花を供えた。


なお、同社の代表取締役には本多源太氏が就任。今後も桂氏の「美容への愛」と「クリエィティブの愛」を継承し、活動していく考えだ。

桂 良一
ケィビープランニングインターナショナル 代表取締役
演出家・ビューティプロデューサー


80年代から音楽活動と同時にファッションやプロフェッショナルビューティのランウェイ演出をスタート。
ヨーロッパのショー演出を日本に持ち込み、日本におけるビューティエンターテインメントの基礎を確立。
ヴィダル・サスーンの初来日のショー演出や、アンソニー・マスコロ、トレバー・ソルビーなどレジェンドたちと交流を持ち、ワールドワイドに活動。
90年代後半には「JAPAN TOUR」として、トップヘアサロンのヘアショーを全国で展開。
美容師初の武道館でのヘアショーを成功させるなど、多くのビューティプロデュースを行う。
晩年は新世代のヘアデザイナー育成のため、アジアと日本のヘアクリエイティブ活動を支援。
時代にイノベーションを巻き起こした桂 良一のクリエイティブスピリットは、これからの世界に継承され続ける。