中野製薬の新工場が環境性能で「Sランク」獲得 業界初の最高位
中野製薬の親会社であるNAKANOホールディングスは、滋賀県草津市の新工場で頭髪化粧品業界で国内初となる「CASBRR建築評価認証」の最高位「Sランク」を取得した。
「CASBEE(建築環境総合性能評価システム)」とは?
建築物の環境性能を評価し格付けする手法。
室内の快適性や景観への配慮を含めた建物の品質を、以下3つの理念に基づいて総合的に評価される。
- 建築物のライフサイクルを通じた評価ができること
- 「建築物の環境品質」と「建築物の環境負荷」の両側面から評価すること
- 「環境効率」の考え方を用いて新たに開発された評価指標で評価すること
評価結果は「Sランク(素晴らしい)」から、「Aランク(大変良い)」「B+ランク(良い)」「B-ランク(やや劣る)」「Cランク(劣る)」の5段階でランキングが与えられる。建設当初は環境効率指標BEE=1.5のAランク(大変良い)を目指していたが、今回最高位である「Sランク」の認証を取得した。
新工場ではクリーンな生産を支える排水処理技術や滋賀県草津市に根差した地域共生など、人にやさしい環境づくちに取り組み、サステナブルな環境配慮型施設を実現した点が評価された。