dupa 合唱なくとも活動方針は『しあわせになろうよ』
美容協同組合dupa(デューパ)は6月3日、名古屋マリオットアソシアホテルで全国定例会「dupa AII JAPAN Meeting」を開催した。今回のdupa定例会のテーマは「価値づくり」。
株式会社ノートラック 野島 朗代表取締役は「価値のマネジメント」についてプレゼン。現代の美容室に必要なのはUSP(Unique Selling Proposition/売り・強み)をマネジメントすることであり、同質化から抜け出すために独自のユニークな取り組みを模索して、どう“価値”を築くかが鍵であると説いた。
「エリアプレゼン」では、ロッタディディオ(岐阜県関市)の永田智裕社長、パウダーヘア(愛知県名古屋市)マネージャー 井上将之介さん、デュアリズム(DEARiUM/東京都町田市)店長 小出真由さん、スタイリスト 佐野翔太さんが自社の「価値」を発表。
各プレゼン後は受講者もテーブルごとにディスカッションを行うスタイルで、闊達な議論が交わされた。続く懇親会ではIsseiクリエイティブディレクターとKazuyaマネージメントディレクターが「ブランドリニューアル」のテーマで対談形式のプレゼンを行った。
「時代の変化」「ルーティンを変える」「ドラステックチェンジ」「自然との共有」「新しいことへの挑戦」「選択と集中」について意見が交わされ、Isseiクリエイティブディレクターは「来年、dupaは変革する」と発表。dupaはサロンの垣根を越えて売り上げを競い、表彰式を開催してきたが、2025年はそのイメージを脱却するという。新たな存在感を放つ団体として、「触れ合う人すべてを幸せにする」方針を掲げた。
今回も恒例の長渕 剛の合唱はなかったが、代わりにIsseiディレクターの『しあわせになろうよ』(長渕 剛)に負けないメッセージ性のある言葉でラストを締め括った。