日美の卒業制作ヘアショー un_usualな“最後の授業”

日本美容専門学校(阿部博人校長)が卒業制作ヘアショー「ニチビ グラジュエーション ステージ2024(NICHIBI GRADUATION STAGE 2024)」を3月7日と8日の2日間で行った。

専門科25期生が2年間の学びの集大成としてヘア・メイク・衣装・舞台演出のすべてを生徒の手で創りあげるこの日は正に「最後の授業」。今回は「un_usual」と題し、全4チームが2日に分かれステージに上がった。

熊木徹副校長

冒頭の挨拶で熊木徹福校長は「単に技の披露に固執せず、観客をふくめた“会場の空間”を演出するつもりで臨むよう指導した」と語った。

ジンテーゼ

最初のステージに現れたチームは「ジンテーゼ」。静から動へ暗から明へとめまぐるしく展開する様を、会場の観客は固唾をのんで見守っていた。

初日:ジンテーゼのステージ

アンサー

この日の二番手は「アンサー」。対照的に時間の海をゆったりと泳ぐような演出で進むショーは、目の前にいるのがまだ美容学校の生徒であることを完全に忘れさせてくれるひと時となった

初日:アンサーのステージ

黎明

翌8日はまず「黎明」が登場。それぞれ個性的なヘア・メイク・衣装をまとったモデルたちが次々と現れたと思ったのも束の間。その彼等・彼女たちが別のモデルのヘアとメイクをステージで創作し始めるという意表を突いた演出に、会場の温度は確実に数度上昇していた。

2日目:レイメイのステージ

ノットイコール

2日間のショーの最後を締めくくったのは「ノットイコール」。幻想的なアニメを見ているのかと目を疑うような独創的な世界が展開するステージに、会場の観客からは惜しみない拍手が送られていた。

2日目:ノットイコールのステージ