国際文化学園『顔をデザインする』出版記念イベント

学校法人国際文化学園(荘司礼子理事長)は2月29日、ウノ ムラハシ カツジ(村橋克仁)氏による著書『顔をデザインする』(国際文化出版局発行)の出版を記念して、東京・渋谷のホテルニューワシントン・酔香楼において関係者を招いて出版記念イベントを開催した。

荘司礼子理事長と村橋克仁氏           

『顔をデザインする』は、顔をデザインするとは何かという基礎概念から、メソッド「ヴィザジズム」(顔をデザインするためのデザイン・カウンセリングメソッド)の基本的な考え方、顔を分析するテクニックやデザインテクニックを紹介している。「ヴィザジズム」とは、フランス語で「顔」を意味する「ヴィサージュ」と「主義」を意味する「イズム」を合わせた造語。

シャネル、ジバンシー、イヴ・サンローランなどのパリプレタポルテ・オートクチュールコレクションのヘアスタイル/バックステージを、長年担当してきた著者が経験し、蓄積してきたメソッドを紹介している。

これまで、本書をテキストとして理論を習得してきた人は美容学生を含めて1万人を超える。さらに、ヴィザジスト認定講習を修了することによって「ヴィザジスト」の資格が得られる。現在では全国に約4,000人のヴィザジストが誕生している。

『顔をデザインする』
ウノ ムラハシ カツジ / 美容家/ヴィザジズム アンスタルコワフ オーガナイザー/FNCFクラブアーティスティックジャポン代表 /一般社団法人ヴィザジスト協会代表
Profile
ウノ ムラハシ カツジ

美容家/ヴィザジズム アンスタルコワフ オーガナイザー/FNCFクラブアーティスティックジャポン代表 /一般社団法人ヴィザジスト協会代表

神戸生まれ、京都在住。祖父・村橋巳之一は、初の国産パーマネント機製作等、近代美容を全国に普及さした先駆者。
父・宇野久夫は、美容師でありながら武庫川女子大学で教鞭を執り、広く一般の人々に理美容の芸術性を説いた。
3代目となるウノ ムラハシ カツジ(村橋克仁)は、京都、嵯峨美術短期大学で立体造形を学ぶ。美容師免許を取得後、渡仏。モナコ王妃、故グレース・ケリーをはじめとする世界各国の王侯貴族やエリザベス・テーラー、オードリー・ヘップバーン等の有名女優たちを顧客に持つアレクサンドル ドゥ パリに入店。
アレクサンドル氏のアシスタントとして、シャネル、イヴ・サンローラン、ジバンシーなどパリプレタポルテ、オートクチュールのコレクションや、ヴォーグなどのファッション誌のヘアを担当。
帰国後も、コラブラトール(協力員)として、数年間にわたりパリコレクションのバックステージを担当。
帰国後は、両親によって京都に開設され、芸術家、音楽家、作家といった文化人をはじめとした京都の著名人を顧客に持つ、会員制の高級美容室ヱステに入店し、現在も技術者として顧客を担当する。
90年代半ば、パリでヴィザジズムのメソッドを取得。1998年より、日本国内にて、おもに美容師、理容師、理美容学生を対象としたセミナーを開催している。