NHDK2024 ヘアモードは「Ombre et Lumière(オンブル・エ・ルミエール)」 

美協日本ヘアデザイン協会(谷口光正会長)は1月30日、「NHDK2024 New Hair Mode Presentation&Tokyo Show」を、渋谷区文化総合センタ―(東京・渋谷区)にて開催。
同会が毎年発表するニューヘアモード「Ombre et Lumière(オンブル・エ・ルミエール)」が発表された。

「Ombre et Lumière(オンブル・エ・ルミエール)」は、フランス語で「影と光」という意味がある。強さ×しなやかさ・マスキュリン×フェミニン・機能性×トレンドなど相反するイメージを併せ持った「自分スタイル」を確立している、ミステリアスな女性をイメージしている。

今期は、異なるアプローチで2つのデザインを創作。

90年代の影響からオフザフェイスでスクエアなフォルムのデザイン
スリークなソフトジオメトリックのボブスタイル

流行が多様化する中で、よりパーソナル化が進み「みんながしているから」ではなく「私がしたいスタイル」へと、意識の変化が見られることに注目。トレンドを取り入れつつも、自分らしいスタイルを確立することの大切さを提示した。


本イベントは2つのステージに分かれており、STAGE 1 では2024年のニューヘアモードの発表とともに、創作設定プロジェクト委員らによる、ヘアショーとコンセプトの解説が行われた。
STAGE 2 では、「Neo Origin」のテーマで東日本地区委員らトップスタイリストによるパフォーマンスが行われ、新たな価値観に触れるショーとなった。

開会のあいさつを務めたのは、横田敏一理事長。協会70年の歴史に触れ「ヘアとファッションを掛け合わせた提案には日本で一番力を入れている」と自負し、業界への新たな提案に野望を述べた。

ヘアショーでは、ヘアモードのコンセプトである、トレンドの流れに逆らい「自分らしく」という強いメッセージ性のある作品が多いかった。ニューヘアモード創作設定プロジェクト 計良宏文委員長は「ヘアモードを真似するのではなく、自分らしいデザインに落とし込んで欲しい」と語った。