全美連が被災地支援を要請

全日本美容業生活衛生同業組合連合会(全美連/𠮷井眞人理事長)は1月24日、第399回理事会および第81回臨時総会をホテルニューオータニ(東京都千代田区)で開催した。

𠮷井理事長の代行を務めた原 副理事長

発熱で欠席した𠮷井理事長の代わりに、挨拶に立った原恒子副理事長は元旦に発生した令和6年能登半島地震の被災者を見舞い、続いて石川県美容組合の前川幸子理事より現地の被害が報告された。

前川氏は「現地は惨憺たる状態だが、組合に加盟している美容師たちは組合本部から道具を送ってもらい被災した人たちのヘアカットを行って少しでも元気になってもらおうと努めている。美容業に必須の水回りの復興は早くても4月の見込みで、それまで美容室を維持継続するためには貯水用のポリタンクが必要」と全国の組合に支援を要請した。

被災地報告をする石川県美容組合の前川幸子理事

また、理事会に先立ち令和5年度の「全美連表彰」が行われ、同会の発展に20年間貢献した中嶋實人氏(常務理事)をはじめ、8名の役員と2名の職員が永年の功績を称えられた。

表彰を受ける中嶋常務理事

理事会では以下の2議案が討議され、全会一致で承認可決された。

・第1号議案 第52回全日本美容技術選手権大会の入場料に関する件

・第2号議案 予算委員会の設置に関する件(委員の構成/委員の任期/諮問事項)

続いて行われた「令和5事業年度 第81回 臨時総会」では、以下の3議案が討議され、全会一致で承認可決された。

・第1号議案 全美連「定款」の一部改正に関する件

・第2号議案 役員選任規定の一部改定に関する件

・第3号議案 令和6年事業賦課金の額 並びに徴収時期(案)の承認に関する件

▷賦課金の額……令和6年4月1日の組合員1名あたり 月額300円(これまでは200円)に変更
▷均等割り……1組合員あたり 月額30,000円(変更なし)

なお、午後4時からは同ホテルにおいて新年懇親会を実施。全美連幹部や全国各地の組合員をはじめ、主だった業界団体、メーカー、ディーラーら約300名が一堂に会し正賓スタイルで会食した。