美容師スキル示す デジタル証明書が発行 

一般社団法人デジタルサロン協会(森越道大事務局長)は、美容技術講習修了証やセミナー参加証をデジタル証明し、同時にNFTアートを提供する新たな「デジタルディプロマサービス」を、11月1日より開始している。

「一人ひとりの顧客に適した美しさを提供し、技術に優れる美容師たちを評価する」こと目標に掲げるデジタルサロン協会。これからのWeb3時代のVRやAI・DAO・ブロックチェーンなどのテクノロジーに、どのように美容業界が取り組んでいくかを協議している。


現在の美容業界では、大手予約ポータルサイトで注目される美容師・SNSで人気のあるスタイリング画像を共有する美容師・顧客に24/7対応する美容師だけが成功しているとされている。
本協会は、これに異議を唱え、次世代のデジタルインフラとルールを築くことを目指し、美容師と関連企業・テック企業からなる協会メンバーが運営。
デジタル証明は、美容師の技術料を透明化し、個人のキャリアを評価する取り組みの一環だ。


このサービスの第1弾としては、一般社団法人JIN‘s Co Lab(枝村仁代表)が認定する「JIN‘s BASIC CUT」の10月度技術講習修了証の証明が開始された。
証明において、株式会社PitPaが提供するキャリア証明書の発行サービス「sakazuki(サカズキ)」を活用。
受講生は協会から提供されるURLを使用して、Web3規格に準拠した正当な証明を行うことができる。




NFTアートは美容師のSNSプロフィールやサロンのウェブサイトで公開され、技術的に優れたスタイリストの印象を高める効果がある。
NFTアートの修了証を利用することで、技術講習の成果を効果的にアピール。高度な技術を持つ日本の美容師は、国際市場でも高く評価されるため、国内外からの需要に応えることができる。



また、本デジタル証明は、VCを活用することで個人情報のプライバシーを保護できる一方で、NFTによる情報の可視化により保有者を中心としたDAOコミュニティの運営も可能に。
多くのアイデアを協力するMeta Beauty DAOとのパートナーシップを結び、進化を遂げる。



今後も新たな講習やセミナーを提供し、知識とスキルを持つ美容師を支援するデジタルサロン協会。
2024年1月からは美容師個人の登録を開始し、個人の技術・経歴・美容師資格情報などをデジタル証明できる会員証の提供も開始する予定だ。

これにより、自身のキャリアを第三者に証明する手段が提供され、美容師のDAOコミュニティを通じて新たな製品開発などの新たな要望に応えていく。
この新たな取り組みは、本質的な美容師のスキルと創造力を評価するための一歩だ。