シセビ64期生 渾身の美舞台

学校法人 資生堂学園 資生堂美容技術専門学校(大久保紀子校長)は11月3日、同校64期生2年間の学びを集大成させる「2023 SHISEBI HAIR & MAKE UP SHOW 技術発表会」を東京都板橋区の同校で行った(ライブ配信も併催)。

今年度は多くの家族・友人たちが客席から見守る中、会場は3年続いたコロナ禍を忘れさせるほどの熱気と心地よい緊張感に包まれていた

そんな中始まった第1部はBeauty Consultant(以下BC)科のG組F組によるステージパフォーマンス。生徒たちは舞台上でメイクアップを主語にした作品を次々と完成させ、これも生徒の手による艶やかな衣装を身にまとったモデルたちが、まるで解き放たれたかのように舞台を闊歩した。

BC科 G組のステージ

BC科 F組のステージ

観客を入れ替えての第2部は、美容師科によるステージパフォーマンス。観客に先立ち審査会で披露されたヘアスタイル作品が、各組ごとに設定されたテーマと演出で再び舞台に集結し所狭しと舞い踊る。

まずはBeauty Specialist(以下BS)コースE組D組C組の生徒たちによるヘアスタイル作品が、これも生徒自身の演出によるミュージカルのごとき華やかなステージが次々と繰り出された。

美容師科 BSコース E組のステージ
美容師科 BSコース D組のステージ
美容師科 BSコース C組のステージ

外は陽が落ち始めるも会場の熱気はピークに達した夕刻近く、ショーの最後を飾ったのはHair Stylist(以下HS)コースB組A組の生徒たちによるステージ。審査員に「お金を払ってもいいと思った」と言わしめた美容科のパフォーマンスは、スタートから終盤まで手加減一切なしの正に真剣勝負。「血と汗と涙の結晶」という言葉が、観客の目には見えないサブタイトルで会場に流れているかのようだった。

美容師科 HSコース B組のステージ
美容師科 HSコース A組のステージ

以下は今回の各賞「受賞作品」と、それをつくり上げた「生徒たち」。

【最優賞 BC科】 エントリーNo.56 クラス[G] テーマ『クレオパトラ』 ヘアメイクアップ:小島璃桜/金城あこ/前島あかり/ワートン愛良、モデル:田村穂乃

▽【最優秀賞 美容師科】 エントリーNo.8 クラス[A] テーマ『ウラエウス』 ヘアメイクアップ:三浦花嬉/太田佳凜/岡本 倫、モデル:大野結希

▽《 BOB賞/(株)髪書房 》 エントリーNo.2 クラス[A] テーマ『パンタソス』 ヘアメイクアップ:上原はるな/五十嵐 碧/赤嶺青樹、モデル:小林彩絵

同作品:パンタソスは『椿庵賞』もW受賞

《 SHINBIYO賞/新美容出版(株) 》 エントリーNo.19 クラス[C] テーマ『ビックバン』 ヘアメイクアップ:山崎紅羽/野口真依/堀口あかり、モデル:安藤奈央 

《 HAIR MODE賞/(株)女性モード社 》 エントリーNo.7 クラス[A] テーマ『ラー』 ヘアメイクアップ:内田友香/石原まつり/細井聖楽、モデル:山田愛衣

《 PREPPY賞/(株)ヘリテージ 》 エントリーNo.12 クラス[B] テーマ『黒バラ』 ヘアメイクアップ:河原裕美/中川陽葉/宮城乃望、モデル:押久保 匠海

《SniP STYLe賞/(株)コワパリジャポン》 エントリーNo.16 クラス[B] テーマ『チョコレートコスモス』 ヘアメイクアップ:長田すみれ子/秋本祐也/水野陽菜、モデル:鈴木さくら

<ステージ賞> クラス[A] テーマ『Initium(イニティウム)』

<ベストラーニング賞(事前審査) クラス[G] クラステーマ『神々の集い』