AI、どうサロンで活用してる? あなたの質問に〈fifth木村AI〉が何でも答えます!

AI、どうサロンで活用してる? あなたの質問に〈fifth木村AI〉が何でも答えます!

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AIの進化が加速し、美容室でも業務効率化や生産性の向上が叫ばれる一方で、

💭「活用方法がわからない」

💭「ハードルが高い」

💭「AIがなくても美容師は生きていける!」

という声も聞こえてきます。


けれども2025年は「AI元年」。来店するお客さまもAIを身近に感じ、AIとのコミュニケーションを当たり前に行う時代がやってくるのはもう間近!

2023年に発足した「デジタルサロン協会(通称:デジサロ)」協力サロンの中でも、特に実用化が進んでいるfifth 木村允人代表に活用方法を聞いてみた。

あなたの質問に
〈木村AI〉が何でも答えます!

今回、「デジサロ」の協力を得て、この記事の疑問に何でも答えてくれる〈木村AI〉の制作が実現!
記事を読んでわからなかったこと、聞いてみたいAI関連の質問を〈木村AI〉に直接問いかけてみよう。


☝🏻 聞いてみたいことを「木村AIに質問!」ボタンを押して入力。

☝🏻 木村AIが答えてくれる!

※本記事の〈木村AI〉は、実際の木村さんと違ってAI関連質問のみに答えることが可能。

AIでトレンドヘアを自動抽出

バックオフィス機能をAI化しているサロンは増えていますが、fifth 木村さんがAIに分析させたかったのは得意のマーケティング視点をベースにした「トレンド予測」。

ヘアスタイルのナンバーを抽出して、写真を確認できるため、今どのスタイルがトレンドなのかが一目瞭然。欲しい分析データだけを最速で確認することができるため、意思決定が早くなるという利点があるという。

木村AI

HPBのサロンレポートにヘアスタイルのPV一覧が見られる機能がありますよね。fifthでは欲しい情報をAIで抽出してもらい自動化しています。

これまではヘアスタイルのキーワードごとに手動でデータを引っ張ってきて、人の目でデータを見ていたので感覚に頼ってしまう側面もありました。

数字に基づいて「可視化された情報」と「感覚値」がすり合って、自身のマーケティング法も進化したと感じています。

人の工数が短縮できることも大きなメリットですね。

「波巻きパーマ」などキーワードを入れると、HPBで見られている自社の関連スタイルの順位が一気に出るように。※表はイメージです。

情報がデータでずらっと並んでいても、そのどこに重要な情報が転がっているかを探すには意外と時間がかかるもの。

デスクワークだけに時間をかけられない忙しい美容師にとって、スポットで欲しい情報を取りたいとき、AIの要約力は精度が高くスピーディな意思決定につながるのだ。

さらに、AIが抽出した過去のデータが蓄積され、AIを学習させることによって、「この時期にはこういうスタイルが当たる」という未来予測をAIがしてくれる可能性も今後はあるという。

木村AI

店舗ごとに強化すべきスタイルがわかるので、早急にデビューカリキュラムがつくりやすく、教育を強化していく上でのメリットも大きいと感じています。

木村AI

今では情報や知識を持っている人が「当て感」があり、それをちゃんと継続して行動することによってマーケティングが実装されていました。

AIを導入すると時間効率が測れながら、可視化された情報を得られるため、「当て感」という抽象的で俗人化された部分はなくなってくると思いますね。

AIでSEO対策は変わる?

これまで美容室はSEO対策に力を入れ、少しでも上位に表示されること、目立つことに取り組んできた。

木村さんはAIにより、SEOのあり方は変わると言う。

木村AI

学習能力の高いAIが入ってくると、たとえば「原宿 美容室」で検索してもカスタマイズされて提供される情報が変わってくると思います。

今後、SEO対策はあまり意味がなくなり、世の中の新規の集客というのは中立化されて、美容業界の新規集客は依存型モデルからの変革が起きると思いますね。

現在はまだそこまでAIの精度が高くないため数年はSEO対策の効果があるが、近い将来を考えると、時間効率の観点からもfifthではAIを実装させていくことに大きく舵を切ったという。

木村AI

ただ、SEO対策をしなくていいっていう話ではないと思います。もっと先の未来では画角だけで情報を管理することもあるかもしれないですが、現在のAIはワードを学習するので、言語化できることは現時点では必要です。

集客サイトの使い方は大きく変わってくるでしょうね。

さらにfifthが使っているAI機能には、HPBのサロンボードから抽出して、口コミの内容や評価をまとめてくれる機能も搭載されている。年齢・支払い金額・何のクーポンを使ったかも一目瞭然だ。

「口コミ」ランキングも秒で出る
木村AI

2000件以上の口コミがあるので1つひとつ分析するのは大変。「口コミ編集アシスト」を活用し、口コミの内容によって、返信時間を短縮化することが可能です。

口コミ分析機能でクレーム対応も迅速に行え、fifthの何が課題かが見えてきます。

デビル木村の“想い”と“真実”

「デジサロ」のイベントでは、強い言葉でパフォーマンスするため“デビル木村”の別名で呼ばれることも。“良い人”で終わらない、「アイツうざかったけど言ってることは正しかったな」と次の行動に移してもらえる印象付けを意識している。

木村AI

美容業界は労働集約型であり、人が商売の相手であり、動いてくれるのも人。人が絶対に介在するビジネスモデルなのに、人に投資をしないオーナーが増えていた時代がありました。

僕は時間もお金も、ちゃんと「人」に投資をする文化をつくりたいと思っています。

法人は違えど、手を取り合ってより良い業界を目指したいと思う美容師が集まっているのが「デジサロ」。僕は森越くん(デジタルサロン協会 事務局長 森越道大)の「美容師自身が豊かになるために」という思想に賛同し、その1点で参加させてもらっていますね。

今年4月、fifthの代表取締役社長に就任した木村さん。

代表になって、「スタッフに直接伝えることをやめちゃいけない」ことを改めて感じているという。

アナログな人間力があるからこそ、デジタルの力でもういっぽ“その先”に進める。

fifthの急速成長も、デジタルサロン協会の活動も、ベースは「若い美容師に還元できる業界にしたい」と言う思いがベースにあるのだ。

木村AI

僕ら美容師がAIに変えられないものは接客力や人間力、ヘアスタイルで言うと似合わせ力。フェイスtoフェイスで相手の感情を読み取る力が美容師にはありますよね。

「手に職」の職業って、技法以外のところが本当は付加価値として大事。そういう付加価値を美容師は大事にしなきゃいけないと思うし、そこはAIに変わらないものだと思います。

ただやっぱり古い体質もある職人の世界でもあるので、新しいものを取り入れてDX化して先進的にやっていった方が時間を奪われず、もっと経済圏も広がると感じています。

AIを活用することで働き方や時間面でもっと豊かになれる、めちゃくちゃ可能性があると感じていますね。

あなたの質問に〈木村AI〉が何でも答えます!

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YAHAGI
執筆者
YAHAGI

ほぼ毎日WEB記事、ときどき単行本。

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