5月9〜11日に幕張メッセで開催された〈KCON JAPAN 2025〉は、延べ11万人を動員した“韓流総合フェス”。ステージではハイインパクトなパフォーマンスだけでなく、メンズアイドルならではの大胆なカラーリングやスタイリングが披露され、観客を釘付けにしました。ここでは現場でキャッチした最新スタイルをもとに、2025年春夏・韓国メンズヘアの潮流を整理。注目アーティスト6組のスタイルを紹介します。
2025年春夏・韓国メンズヘア
“4つのキーワード”
ハイトーン×ウェットテクスチャ
プラチナやネオンなど高彩度カラーを濡れ感に仕上げた“映え”演出が主流。
フロントブリーチ&ツートーン
顔まわりだけをブリーチする“パネル使い”で、動きとコントラストを強調。
センターパートウルフの進化形
トップは重め、ネープは長短をつけたレイヤーで“直線×くびれ”のバランスを際立たせる。
エアリーカール&シャギー
緩いスパイラルや外ハネでボリュームをコントロールし、マスクオフでも小顔効果を引き出す。
イハン(BOY NEXT DOOR)
ハニーブロンド×エアリーウルフ

12〜13レベルのハニーブロンドに細かなローライトを散らし、トップから前髪にかけてはゆるめのスパイラルパーマで空気感を演出。サイド〜ネープは外ハネ気味にレイヤーを落とすことで、シャギーな動きと小顔ラインを両立している。
ベースをドライな質感に整えたうえで、ミルクワックスをもみ込んで束感を強調すれば、ライトの当たり方次第でゴールドにもキャラメルにも転ぶ多層的な発色が際立つ。
テオ(P1Harmony)
プラチナブロンド×センターパートウルフ

18レベルまでしっかり抜いたプラチナブロンドの透明感カラー。前髪はセンターで割り、目尻に落ちる長さでタイトに内巻き。トップは重さを残しつつ、耳後ろからネープに向かって長短をつけたウルフベースで、ジャケットのビジュー装飾と相性の良い直線的シルエットを強調している。
金城碧海&川尻蓮(JO1)
レイヤーシャギー×リバースウルフ

金城碧海(左)根元から中間にかけてはアッシュブラウン、表面には細かく散らしたハイライトでサンドベージュを乗せ、汗を味方につけるようなウェット質感で仕上げたミディアムレイヤー。耳後ろにかけての“ハの字”グラデーションが顔まわりをシャープに見せ、ステージライトを受けるたびに濡れたような艶とコントラストが浮き立つ。
川尻蓮(右)
フルブリーチで18レベルまで抜き、レッド寄りのダイレクトオレンジをオン。前髪は薄く残しつつ、トップから後頭部にかけて長短をつけたウルフベースで、全体を後ろに流すリバースセットが躍動感を生む。ハイライトではなく“面”で発色させることで、ステージでも埋もれないネオンのインパクトを最大化。
ソン・ハンビン
センターパートウルフ

センターパートで目尻の外側で自然に内巻きさせることで視線を中央へ誘導。トップは厚みを残したまま耳後ろからネープに向かって縦に長短をつけたウルフベースで、顔幅をシャープに見せつつジャケットの鋭いラインともリンクさせている。
質感づくりはドライな根元と毛先のツヤで“軽さとまとまり”を同時に表現。
82MAJOR/チョ・ソンイル
モードウルフ

「82MAJOR(エイティーツーメジャー)」のリーダーであるチョ・ソンイルは、襟足を残したセンターパートのスタイルが印象的。
前髪から縦のラインを意識したスタイリングに、金髪のアンブレラカラーを取り入れ、立体感のある仕上がりに。もみあげ部分にも金髪を差し込むことで、動きのある個性的なアクセントとなった。
テミン(SHINee)
シルキーアッシュ

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ダークアッシュブラウンをベースに、フェイスラインにうっすらとベージュのハイライトを スライシングで差し込んだワントーン寄りのツートーン。トップは重さを残したままセンターパート、襟足へかけて長短をつけたミドルウルフで、動きと抜け感を両立している。
ライトが当たるとハイライトがぼんやり浮かび上がり、シルクの衣装と相まって柔らかなツヤを強調する。
