寒くなるとセーターやコートで肌が隠れる分、ヘアに自然と視線が集まるようになります。そんな冬だからこそ、人気のショートヘアにもパーマをプラスして、スタイルにポイントをつくる提案が有効です。
短い髪にもニュアンスが欲しくなる時期。今回はパーマで加える“甘さ”のバランスにセンスが光る〈nenen〉の久野詩津香さんに、冬のショート×パーマスタイルを見せていただきました!
肌が隠れる季節は
ヘアにポイントが欲しくなる
コートを羽織る日も増えてきたこの季節。寒い時期のファッションは肌がほとんど隠れてしまいますよね。
「肌が隠れる時期は、髪にポイントがあったほうがおしゃれに見えやすい」と久野さん。トータルのバランスを考えたときに、冬こそショートヘアにはパーマを提案したくなるのだとか。
ではどこにポイントを作るのか。久野さんの提案を見ていきましょう。
冬のデザインポイント
アンニュイに動くえり足ともみあげ
コンパクトなシルエットなのに、パーマのニュアンスを十分感じるスタイル。その理由はえり足ともみあげに長さを残してカットしているから。
「秋冬のシンプルなファッションには、えり足ともみあげに長さを残すことでポイントに。パーマのアンニュイな動きが、髪を纏う人をおしゃれな雰囲気に引き上げてくれます」
なお久野さんは強めのパーマを希望する人にも、一度は緩めのパーマを提案するそう。
「強めのパーマもかわいいですが、洋服が決まっていないとバランスが取りにくいというデメリットもあります。毛流れをつくるくらいのニュアンスパーマなら何を着ても雰囲気が出やすい。初めてのショートのパーマにもおすすめです」
ポイントテクニック
カットでフォルムをコントロール
パーマをかけるとシルエットが丸くなりやすいため、ハイグラデーションでカットしてウエーブにズレが生まれやすくしておくことがポイント。バック、サイドはハイグラデーションで切り、ウエーブの重なりを抑える。トップは前方に引いてレイヤーカットする。えり足、もみあげは長さを残す。
パーマのポイント:えり足・もみあげ
耳後ろ・バック
トップ・サイド
ロッドオン
こんなお客さまにおすすめ
1. ストレートのショートヘアに飽きた
2. ウルフよりは甘めのニュアンスが欲しい
3. 冬のファッションをおしゃれに楽しみたい
伸ばしたくなったら
こんなパーマヘアはどう?
さらに冬が深まりマフラーが欠かせなくなってくると、えり足がハネるのが気になる人もいるかもしれません。
そんな時やショートから少し伸ばしたくなったりこんなデザインもおすすめ!
髪が短くても色々な表情の変化をつけられる、ショート×パーマスタイル。ぜひ挑戦してみてくださいね!
- 執筆者
- mackey