SNS集客時代にキャラデコから新提案!【リピート率UPにつながるカラー】で信頼を勝ち取る
ここ数年、高彩度ラインの発売が続いていた「キャラデコ」から、8月20日にナチュラルブラウンカラーの「シアーナチュラル」が発売する。ありそうでなかった“透け感ブラウン”のこだわりを、開発アドバイザー GARDEN 寺尾拓巳さんに聞いた。
写真:林 波良眸(WILL CREATIVE)
リピート率は
美容師の充実度をUPする
これからの美容師にとって最も欠かせない思考、それは「リピート率の向上」だとガーデンの寺尾拓巳さんは言います。
雑誌に出て、かわいいトレンドヘアを発信する時代から、集客サイトやSNSを通じてヘアデザインを発信する時代に変わり、サロンにおける集客方法はここ数年で大きく変化しています。
現在中心のSNS集客では、ビジュアルだけでなくエンターティンメント性も求められます。
クオリティを担保するために、モデル手配から撮影、編集、SNS配信・・・・・・やることは山積み。それも繰り返し繰り返し発信しなければ来店につながりません。
労力がかかりすぎて疲弊している美容師も実際は多いですよね。
時間をめちゃくちゃ割いてSNSで新規集客しても、SNSと来店時の仕上がりギャップが大きく、「リピートにつながらない」「固定客がつかめない」若手美容師が多いのが現状です。
ライフワークバランスが叫ばれる中、多くのリソースがSNSに割かれているこの状況をいつまで続けるのか?
今こそ、「リピート率」に立ち返るときです。
リピート来店していただけるお客さまが増えれば、新規集客の労力を減らすことができます。
これまでSNS集客にかけていた時間を、技術力の向上など本来美容師が注力すべき部分に時間を割くことができるようになります。
リピート率を上げるために、お客さまが本当に求めていることは何かを考え抜いた結果、僕はハイライト提案をやめました。
履歴によっては、ハイライトを入れると髪がキレイに見えにくく、リピートにつながりにくいこともあるからです。
なぜ今、リピート率UPが大事?
リピート率が増えると・・・?
・顧客数が増え、新規集客にかけるSNSの手間を大きく減らせる。
・技術力の向上に時間を割くことができ、美容師としての充実度が上がる。
新規集客に注力しなくても
ここまで売り上げは上がる
実際に寺尾さんの売り上げを見せてもらった。
リピート率の向上に注力してから、技術売上・リピート率がともに向上。月の新規客はどちらも25名にも関わらず、新規リピート率が向上したため、技術売上も約170%向上した。
ガーデンの中でもカラー比率が高く、似合せカラーに強みを持つ寺尾さん。毎回必ず顧客に「色持ちを良くするためにどう工夫したか?」レシピの工夫を伝えているという。
「どんな感じで色が抜けたか、次回感想を教えてくださいね!」とアフターカウンセリングでは締めくくり、次回来店時には「いつもと比べて、色の抜け方はどうでしたか?」と褪色(たいしょく)具合の感想を必ず確認。
ヘアカラーを軸に置いたコミュニケーションが、リピートし続ける1つの理由となっている。
キャラデコから“リピート率UP”に
つながるカラーが登場
リピート率を上げるためには、お客さまが求めるストライクゾーン(=お客さまが求める期待値)を捉えることが重要だと寺尾さんは言う。
ヘアカラーでいうストライクゾーンとは、顧客が求める「明度」と「色味」。この2つに応えることがリピート率を上げるためには欠かせない。
SNS集客は来店までの期待値が大きい分、ストライクゾーンは狭いです。
カウンセリング動画が多く拡散される時代になり、お客さまは「私と似たような人でもこんなにステキになれるんだ!」と期待値がより高まっているので、以前よりもストライクゾーンはより狭くなっているでしょう。
狭いストライクゾーンを射止めるには経験値が必要です。
今回キャラデコから発売の新色「シアーナチュラル(SHEER NATURAL)」は、ストライクゾーンに入りやすいよう意識して色味の調整を行ったヘアカラー。
お客さまの求めている色や質感にはまりやすい「リピート率を上げるカラー」だ。
シアーナチュラルは、お客さまが求める「明度」と「色味」に応えやすいようストライクゾーンを広く取り、コントロール力が上がるように設計しています。
ハイトーンから需要がナチュラルベージュ系に戻りつつある今、“ありそうでなかった透け感ブラウン”はまさにお客さまが求めるナチュラルカラーとなるだろう。
明度ごとに色素バランスを微調整
だから“使いやすい”
開発に携わった寺尾さんこだわりの色素設計がこちら。
赤みがありすぎると透け感が出ず、反対に赤みがなさ過ぎても求めるベージュにはならない。
注目すべきは左列の色素バランス。特に5tone、7tone、9toneの色合わせにこだわり、明度ごとに配合する色素や配合量を何度も変えたという。
鍵となったのは、全明度に配合されている「オレンジ」と「紫」。この2色によって、「褪色(たいしょく)のしにくさ」を実現した。
何度でも粘り抜く寺尾さんの開発アドバイスを経て、高明度はムラなく、中・低明度はニュアンスが出やすい色配合へと昇華したのだ。
寺尾さんがこだわった「明度別の色素バランス」
・高明度・・・・中明度のアイテムと比べてブラウン多め。補正効果がある配合。
・中明度・・・・ブラウンと紫をバランス良く配合し、赤みを抑える。
・低明度・・・・中明度のアイテムと比べて紫多め。オレンジ・ブラウンで明度コントロール力をアップ。特にオレンジは透け感が出過ぎるのを防いでくれる。
単品がキレイ。
これがシアーナチュラルの実力だ!
ヘアカラーを混ぜるのが好きな僕ですが、シアーナチュラルは単品がキレイ。
あえての単品使用で、シアーナチュラルの実力を紹介します。
Before
Before(イヤリングカラー履歴あり)
「シアーナチュラル」の単品レシピ
Recipe
根元
1剤 SN/m-11(11toneのシアーナチュラル)
2剤 6%(1剤と1:1で混合)
毛先
1剤 SN/m-9(9toneのシアーナチュラル)
2剤 2%(1剤と1:1で混合)
「シアーナチュラル」の仕上がり
Before
After
Before(イヤリングカラー履歴)
After(イヤリングカラー履歴)
ーー今回はあえて単品で染めていただきました。「単品使用」がお勧めの理由を教えてください。
黄みを抑えるために補色の紫を混合するケースも多いですが、一般的なナチュラルブラウン系の薬剤は色を何色も混ぜると「くすみ感」が出やすくなり、次のヘアカラーの邪魔をしてしまうこともあります。
そのため長い目で考えると、ナチュラルブラウンの場合は単品で染めた方がリピート後の提案がしやすいんです。
新発売のシアーナチュラルは、よほどベースの黄みが強くない限り、補色の紫をミックスせずとも単品で黄みをキレイに抑えてくれます。
補色を使わずとも「単品でキレイが叶う」のがシアーナチュラルの最大の強みだと思いますね!
ーーミックスレシピのお勧めはありますか?
シアーナチュラルをベースに、キャラデコのグレージュ(GG/m)やベビーブルー(BB/m)を1:1もしくは2:1で使用すると、ベースに左右されないニュアンスカラーに。
日本人のメラニン構成に合っているので、赤みを抑えて、ムラのない発色が叶います。
ーー白髪ぼかしカラーではどう使えば良いですか?
白髪のあるお客さまでも、透け感ブラウンに染めたい場合は、5tone(SN-m5)単品または5tone(SN/m-5):11tone(SN/m-11)=1:1の配合にすると、白髪を染めながら透け感が叶います。
黄ばみのある白髪は汚く見えがちなので気になる方は多いですよね。
シアーナチュラルは黄ばみのある白髪に対しても色味の補正ができます。7tone(SN/m-7)単品で使うと黄ばみを抑えつつ、透け感ブラウンに仕上がるのでお勧めです。
ナチュラルな色味の裏側で、計算しつくされた色素配合でつくられたシアーナチュラル。「肌なじみの良いヘアカラー」として、これからのリピート時代に欠かせない1本になりそうだ。
ご使用上の注意事項
●ご使用の際は一個箱(化粧箱)の注意事項を最後までよく読んで正しくお使いください。 ●今までにヘアカラーでかぶれたことのある方には絶対に使用しないでください。 ●酸化染毛剤は、染毛料等の他のカラーリング剤と比べてアレルギーを引き起こしやすく、人によっては、アレルギー性接触皮膚炎が日常生活に支障を来すほど重篤化することがあります。 ●これまでに酸化染毛剤で異常を感じたことのない人であっても、継続的に毛染めを行ううちにアレルギー性接触皮膚炎になる可能性があります。 ● アレルギーの場合、一旦症状が治まっても、再度使用すれば発症し、次第に症状が重くなり、全身症状を呈することもあります。 ●酸化染毛剤との接触回数が増加すると、アレルギーになるリスクが高まる可能性があります。 ●酸化染毛剤をご使用の前には毎回必ず皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を行ってください。 ●染毛により何らかの異常を感じた場合には、使用を中止し必ず医師の診療を受けてください。