コタが新コスメカール「コタカール イー」を発売 “ふんわりカール”をパーマ市場に再提案

コタは5月23日、新たなコスメカールシリーズ「コタカール イー(COTA CURL e)」を発売する。髪へのやさしさと補修力、再現性の高いふんわりカールの実現を両立し、薬剤臭やダメージへの不安からパーマ提案を避けていたサロン現場に向けて、新たなアプローチを提案する。

従来のパーマ剤「コタウェーブ リジカル」が、くっきりとした立ち上がりやリッジ感のあるカールを得意としていたのに対し、新シリーズの「コタカール イー」は、空気を含んだような軽やかで柔らかな質感を追求。さらに、毛髪内部に2種類の架橋成分「ケラブリッジPPT(加水分解ケラチン)」と「イオンブリッジ ハイドレート(ヒドロキシプロピルグルコナミド)」を浸透・定着させる独自処方“ダブルブリッジシステム”を採用し、カール形成と補修を同時に叶える。

シリーズは、髪質に合わせて選べる2種の1剤(健康毛〜ローダメージ毛対応の「Cya ハード」、ローダメージ〜ミドルダメージ毛対応の「Cya スタンダード」)に加え、アルカリを緩和しながら内部補修成分を届ける中間酸リンス「ケラブリッジ」、酸化工程で定着を助ける2液「BR」をラインアップ。髪への負担を抑えつつ、ふんわりとした立体カールを再現する設計となっている。

化粧品分類である“コスメカール”のため、薬事的な制約も少なく、臭気もマイルド。香りはグリーンアップルやペアー、ロータスなどをベースに構成し、施術中の快適性も高めた。

同社はこれまで、しっかりとしたカール設計の「コタウェーブ リジカル」、ナチュラルなストレート施術向けの「コタストレート スリム」といった製品群で、パーマ・ストレート市場におけるプロフェッショナルラインを築いてきた。「コタカール イー」は、それらとは異なるコンセプトで、再現性の高い柔らかいカールスタイルを提案する新たな選択肢として位置づける。