「ダイソン」がスタイリング剤に進出 “キトサン”を使用しヘアケアと融合

「ダイソン(DYSON)」は、初のスタイリング剤製品「ダイソン キトサン(Dyson chitosan) スタイリング剤」シリーズを8月15日(現地時間)に英国で発表した。同シリーズは、オイスターマッシュルームから得られるキトサンを使用し、髪の自然な動きと輝きを保持しながら、一日中しなやかなスタイリングを実現する。従来のスタイリング剤に多く見られる硬いポリマーとは異なり、柔らかい仕上がりを提供する。高湿度の環境でも優れた効果を発揮し、髪質に関わらず使えるのが特徴だ。

製品ラインナップには、プレスタイルクリームとポストスタイルセラムがあり、それぞれが異なる髪質とスタイリングニーズに対応。これらは高性能なシリコンとオイルを配合し、髪のなめらかさとツヤを保ちながら、浮き毛を最大50%軽減する効果がある。セラムにはヒアルロン酸が含まれ、湿度80%の環境下でも保護シールドとして機能する。

ダイソンは、2016年にDyson Supersonic™ヘアドライヤーを発売し、美容分野に進出。その後、Dyson Airwrap™マルチスタイラーやDyson Supersonic Nural™Shineヘアドライヤーなどの革新製品を続々と登場させてきた。今回のスタイリング剤シリーズは、成分研究を含む新たな挑戦として位置付けられており、ダイソンのビューティー分野における更なる成長を見込んでいる。

また、スタイリング剤の容器にも革新をもたらし、精密に設計された容器は、毎回正確に0.22mlを提供する。詰め替え可能で耐久性があり、リサイクル可能なカートリッジも用意するとのことだ。

ダイソンビューティーの未来を見据えたこの新製品の発表は、同社の成分研究と技術革新に対する強いコミットメントを示しており、今後の製品展開にも期待が寄せられる。