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デビュー後すぐ月間100万円越えした9つのルール【全国売れっ子スタイリスト連載第26回】最高売上263万円/鹿児島県鹿児島市

月刊BOBの長寿連載、『日本全国売れっ子スタイリストを探せ!』。なかなか知ることのできない、リアルに売り上げが高い美容師さんの数字や取り組みを赤裸々に取材するこの企画。2004年に「人が好き!美容が好き!」というメッセージを掲げて始まり、名前や形を変えながら日本全国の200名近い美容師さんを紹介してきました。(現在の連載タイトルは「日本全国売れてるスタイリストを探せ!」)働き方、ライフプラン、キャリアプランのヒントが詰まっていて、掲載はいつも雑誌の後ろのほうですが反響の大きい企画です。

今回は月刊BOB2006年5月号掲載の第26回をご紹介します(記事内容はすべて、取材当時のものです)。

全国売れっ子スタイリスト連載第26回 榎園章二[TESS for hair(テス フォー ヘアー)/鹿児島県鹿児島市]2006年5月号掲載

榎園さんの売り上げデータ

プロフィール

えのきぞのしょうじ◎1979年(昭和54年)7月25日生まれ。B型、しし座。鹿児島市出身。鹿児島実業高校電気課卒業。家業の家電販売店の跡継ぎだったが、父親に懇願して美容師の道を選ぶ。TESS for hairで高校3年生からアルバイトをした。熊本市の熊本ベルエベル美容専門学校通信課程卒業。スタイリストになって最初のカット客に「今日は本当にありがとうございました。またよろしくお願いします」とお礼を言われた。年配のお客さまなら、このようなお礼を言ってくれるケースも珍しくない。しかし、若いお客で、しかも第1号のお客だったから忘れられない。大切な思い出の感動体験だ。

サロンデータ

◎(有)ジェット

サロン名/TESS for hair・ash designers factory

本社/鹿児島市東千石町 社員/36人(スタイリスト13人、アシスタント20人、フロント1人、2人はエステサロン)

創業/1993年(平成5年)8月28日

高校1年生で決めた憧れの美容師。憧れのTESSで スーパーアシスタント。スタイリスト1年でお客さま満足のための9つのテーマを策定し、100万越え

鹿児島市の榎園章二さん。26歳。TV番組「シザーズリーグ」で美容師に憧れ、家業の家電販売店を継がないで美容師になった。しかも、鹿児島のメインエリア、天文館でもひときわ輝いていたTESS for hairに入る夢を実現した。代表の手嶋栄二さんは1カ月500人、400万円を上げる超売れっ子だった。その手嶋さんの下で、「スーパーアシスタント」だったことが、榎園さんのプライド。スタイリスト昇格1年後には、カウンセリングからお見送りまで、9つのテーマで全面的な見直しをした。榎園さんがリーダーになってアシスタントを巻き込んでつくった。あくまでもお客目線からの改定である。

シザーズリーグに憧れて

鹿児島市内の家電販売店が家業で、いずれは後を継がなくてはならない。

しかし、TVで当時、放映されていた人気番組「シザーズリーグ」の男性美容師はみなカッコよかった。カリスマ美容師の全盛期に榎園さんは思春期真っ只中にいたのだ。  単純にカッコいいという憧れで、高校1年生のときには進路を美容に決めた。

高校3年生からTESS for hairでアルバイトを始める。サロンを決めた理由は、それまでカットをしてもらっていた担当の男性美容師に「TESSに入ろうと思って」と言うと、「TESSなら間違いない」と同意されて確信に変わる。 「天文館に遊びに行くと、ガラス張りの窓越しにサロンの中が見えるんです。いつも若いお客さんでいっぱい。真っ白なユニフォームとエプロンがカッコよかった!」

鹿児島のおしゃれの中心地、天文館エリアでも輝いていたTESS for hairが、高校生の榎園さんにはまぶしくて、しかも憧れのサロンだったのだ。  しかし、やはり家業を継がざるを得なくなってアルバイトを断念。  そのときにお別れ会をやってくれて、しかもみんなから寄せ書きの色紙までもらった。アルバイトでそんなことをしてもらった人はいないという。仕事イコール仲間、それはつまり美容師イコールTESSでもあった。

葛藤の末にやむにやまれず父親に相談すると「自分の好きな仕事を」と勧めてくれた。 あとは、一度辞めた人間を再び受け入れるこ とのないTESSの手嶋栄二さんを拝み倒すことだった。TESSでは特例で、スタッフの全員ミーティングが行われた。  ついに高校1年からの夢、そして憧れのTESSでの仕事が始まるのだ。

カリスマスタイリストのスーパーアシスタント

「手嶋さんのスーパーアシスタントでした」というのが榎園さんのプライドでもある。

1カ月に500人、400万円を上げる手嶋さんはいつもお客に囲まれていた。 「カッコいい(笑)。憧れました(笑)。いつになるかわかりませんが、手嶋さんの記録がぼくの目標です。とにかく、仕事のスピードがすごい。お客さんはいつも安心して手嶋さんに任せる。『今日どうする?』なんて会話がない。『うん、手嶋さんに全部お任せしているから』です。今もずっとそうですね」

榎園さんの今の仕事のテーマは、お客のヘアスタイルを毎回少しずつ変えようとすることだ。こちらからの提案、そしてお客からのニーズ。これをほどよくリンクさせることが大切と考えている。  そして、いずれは「すべてお任せ」と言われるようになるのが理想。さらには、「TESSに行ったらきれいになるわよ」「きれいになりたかったらTESSに行きなよ」とお客のクチコミに上ったら最高だ。もちろん、TESSの部分が榎園になればもっといい。

サロンのブランドイメージが高いことも榎園さんにはうれしい。 「クーポンマガジンには、いっさい載せません。美容の仕事はリピートが基本です。値引きして1回きりのお客さまを取っても、リピートがないし、仕事の喜びもありません。逆にぼくもクーポンマガジンで飲食関係の情報は集めますが、クーポンは使いません」  自分のお客はクーポンを使わない。だから自分も使わないという流儀を通す。

入社して3年でスタイリストに昇格した。 「情熱的な男。目標に向かって、計画的に細かく事を進めるタイプで、100万円突破も早かったですね」  手嶋さんの評価だ。

満足度を高める9つのテーマ

スタイリスト昇格後、1年で売上100万円を突破した。

その当時につくったのが、チームとしてお客さまをお迎えする9つのテーマだ。

来店からお見送りまでの9つのポイントで、いかにお客さまの立場に立って、快適に過ごせるかを考えてみたのである。

計画策定のために、さまざまな本を読んだし、大学ノート1冊にメモが書き込まれた。 「でも一番大切だったのは、既存の常識を崩してお客の立場に立って見直すことと、アシスタントに一緒に考えてもらうことでした」  特にアシスタントに考えてもらうことがポイントだったと榎園さんは述懐する。  どんなに素晴らしい内容でも、スタイリストだけでつくったのでは、一番の主役であるアシスタントに協力してもらえない。理解して納得し、初めて積極的に関わってくれる。

①カウンセリング、②シャンプー、③カット、④パーマ、カラーetc、⑤放置タイム、⑥お流し、⑦マッサージ、⑧お仕上げ、⑨お見送り、の9つのテーマである。

たとえばシャンプーでは、「シャンプーを担当する○○です」と紹介するのはNGで、「ぼくが推薦する○○です。シャンプーのプロです」がGOOD。しかも、「どんなシャンプーが好きですか?」とお聞きして、「朝してきたから軽く」というやりとりになる。 放置タイムでは、放置タイム10分終了後に「熱くないですか?」と聞くのではなく加温3分後に確認したり、途中で目が合ったら「熱くないですか」と声がけしたり、通りすがりに頭を触ってあげるようにする。  まとめたときの達成感はすごかった。納得したアシスタントの仕事が大きく飛躍。榎園さんの進化にもつながったという。

とくだ

AUTHOR /とくだ

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