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美容師としてどう働く? どう働きたい? NYから考えてみた

穂高さん
穂高さん
みなさんこんばんは、NYで美容師・ヘアメイクとして活動している穂高律子です。今日はコロナ以降でガラっと変わった「働き方」について書きました。

 

NYの働き方は、コロナ後もリモートがスタンダードに

会社に勤める方々はリモートという新しい働き方が生まれ、パソコンさえあれば仕事が成り立つ世の中が確立されました。

私のお客さんに「Do you still keep working from home?」と聞くと、「Oh, yeah!」と未だにワークフロムホームの人がほとんどです。すでに来年までリモートワークが延長決定されている会社もあります。冬の間はマイアミのビーチから仕事をしたり、シティにいる必要がないので郊外にある自然の中の素敵な別荘やAirbnbを借りてゆったりと仕事をしている、みたいなお客さんもたくさんいます。

なんだか夢の中の人みたいな暮らしだなと思っていたのですが、今や普通の人がそんな生活をしているのです。平日に美容室にきてパーマをかけながらzoom ミーティングに声だけ参加し、いかにもおうちで仕事をしてるように演じているお客さんもいらっしゃいます(笑)

穂高さんの働くThree Degrees Salon店内

 

LA発のアプリ『FASTASF』がすごい!

働き方と同じく物の買い方も変わり、なんでもオンラインで買えるようになりました。

最新のオンラインショッピングでびっくりしたのは『FASTASF』というLA発のショッピングアプリ。食品からファッション、ヘルスまでとにかく今流行っているもの、気になる物、オシャレな物ばかりが取り揃えられ、なおかつオーダーしてから2時間以内に手元に届くという、Uberイーツのような速さの届き方をします。

”旬”な物をそのサイトから知ることができ、忙しくて買いに行けなかったり、以前であれば届くのに何日か待たなくてはいけなかったものがサクッと買える。プレゼントなどを買うにも丁度いい。そして、届く時のバックもオシャレ! 最近のお気に入りのサイトで、日本にも上陸してほしいサイトのひとつです。

 

このようにアメリカの人は、コロナ以降スーパーに買い物なんて行かず、卵やオートミルクでさえ『Whole Foods Market』のオンラインで買う時代になりました。アメリカ人のlazyさに追い打ちをかけるような便利なものがどんどん生まれていっています。大手のTECカンパニーがカルフォルニアにあるからなのか、アプリなどの進化と普及のスピードが本当に速いです。

病院の診察もzoomで受けられるようになり、美容室のコンサルテーションもビデオで行えるようになってきています。

 

コロナ以降に変わったNY美容師の働き方

私たち美容師の働き方も少しずつ変わっています。ロックダウンが終わっても、オフィス街や5番街にあった高級サロンの人たちはオフィスに人が来なくなり客足が途絶えたので、ハウスコール(自宅にお邪魔してヘアカットを担当する)に行ったり、郊外に何日か出向き自身でpop upなどをしていました。ハウスコールは私もたまにやるのですが、以前よりその問い合わせも増えました。

コロナによって、働き方を変えるのは自由なんだと気づかされた2020年。

そもそも、アメリカに来て、日本の美容師さんとアメリカの美容師さんの働き方の違いにすごく驚きました。

簡単に言うと、アメリカ人はオーバーワークをせず、いかに短い時間で、きちんと稼ぐかを重視している。自分の身を粉にすることはない。美容師はお医者さまと似ていて、その人の時間をお客さまが買うという感覚なので、スキルが高ければ高い人ほど、1時間あたりの料金が高くなる。

だから、労働時間は人それぞれ。朝早くから始めて3時くらいには帰るという予約の設定の人や、アシスタントはシフト制のように午前中が休みの時があり、その午前中にモデルをいれレッスンを組み込んでいる人もいます。

▼穂高さんが渡米後、長期休みを利用して訪れた旅行先。NYの人は旅行好きが多いそう!

 

日本人ならではの働き方、NYに来て気づいたこと

私はコロナの前は11~20時まで働いていました。なんでもトライしてみたかったので、撮影の仕事が入ると休みの日も働いたり、自分でも働きすぎだったなと思うくらいフル稼働していました。日本にいた頃の美容師のライフスタイルが抜けなかったんです。

コロナ以降、人種差別のヘイトクライムや電車や街があまり安全ではなかったので、自分の予約時間を10~19時に変えました。そして、今はもっと自分の趣味の時間や学びの時間を増やしたいので、11~18時に変え、週5日働いていたのをなるべく週4日に変更してしこうと思っています。それに伴い、自分の料金を少しずつ上げていっています。

私自身ずーっと、仕事をすることを生きがいに生きてきたような美容師人生だったのですが、休みを満喫したり、趣味や家族と過ごすことを大切にするアメリカ人の生き方を見て、もっと自分のために使う時間を大切にしようと思うようになりました。

日本語で検索すると出てこないのですが、海外の人から見た日本人についてのYoutubeチャンネルがあるのですが、なぜそんなに日本人は過酷に働くのか? ということを外から見た視点で話していて、やはり日本にいた時には気付かなかった日本人ならではの働き方があり、自分にも深く根付いているなと感じたので、それをうまく変えていけるようにしていきたいなと今は思っています。

また、コロナの影響を受けてお客さまのオーダーも随分変わりました。普段はあまり具体的な流行りがないアメリカなのですが、今年はいくつかのヒットワードがあるくらい「これ!」というヘアスタイルが流行っています。

次回はそんなニューヨークのヘアに関する流行りについて書いていきたいと思います。では、また次回:)! See you soon:)

 

穂高律子[Three Degrees Salon/(アメリカ・ニューヨーク)]

ほたかりつこ/1982年7月25日生まれ。岩手県出身。日本美容専門学校卒業後、東京・表参道のDaB(ダブ)を経て2010年macaroni coast(マカロニコースト)にオープニングスタッフとして参加。2016年に渡米し現在は雑誌やブランドの撮影やブライダルのヘアメイク、ファッションウィークのバックステージにも参加しながら、Three Degrees Salonにてサロンワークを行う。
Instagram:@ritsuko725

 

 

月刊BOB編集部

AUTHOR /月刊BOB編集部

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