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新入社員教育の準備はOK?1年目から「売れる行動と環境」を整える“現場力“の育て方

波乱の2020年を乗り越えて、まだまだ余談を許さない状況ではありますが、去年のリカバリのために「例年以上」の成長が求められる2021年。例年通りとは行かずとも、4月に新入社員を迎え入れるサロンも多いのではないでしょうか。

いつまた新型コロナの影響が経済に打撃を与えるかわからない今、新入社員を早くスムーズに戦力化したいはず。

実は小社書籍の中で、毎年この新入社員入社前のシーズンに売れ続けている、まさに“新人教育の決定版“とも言える書籍があるのです……

それは『美容室の現場力』

接客や接遇から美容室オペレーション、財務の適正化に至るまで、美容室の“現場“を知り尽くしたジャパンビューティーホスピタリティ/有限会社ドゥエドゥ代表の藤原花妃さんが、そのノウハウを余すことなく明かした現場のバイブルです。

今日はその中から、新入社員に「なんて説明したらいいんだろう?」と迷いそうな項目を少し紹介していきます。

「挨拶は大切!」理由を説明できる?

こんな注意の仕方、してませんか?

経営者 挨拶は接客業の基本だぞ。今日からしっかり意識してほしい
スタッフ わかりました
(数日後)
経営者 顧客アンケートで「担当者以外無愛想」って書かれてるじゃないか!もっと徹底して!
スタッフ やってるのに……徹底ってなんなの?

入社して真っ先に身につけるべきは、お客さまに褒められる挨拶です。

やっているだけの挨拶や、感じの悪い挨拶では同じ技術を提供してもお客さまはシビア。せっかくの練習が水の泡になってしまいかねません。

だから、経営者や店長は口すっぱく「挨拶の徹底!」というんですね。

問題はそのやり方。「徹底」という曖昧な表現では伝わるものも伝わりません。

挨拶ができない子は意識が低いのではなく、行動への移し方がわからないのです。

・A先輩はお客さまに関わることを全部自分でやりたい人だから……

・担当していないお客さまへどうやって挨拶していいかわからない

こんな不安を持っています。行動に移す仕組みが必要です。

挨拶も「達成数」を目標管理。挨拶達成数は未来の指名数!

行動に移すための仕組みとは、目標管理することです。伝えて放置ではいけません。

まず、挨拶は社会人の基本であるだけでなく、美容師にとって指名数アップのためにできる最も簡単な行動だと教えましょう。アシスタントにとっては入社1年目から、誰でもやれば達成できる目標であり、未来の顧客づくりとあれば、やるしかありませんよね。

業務指示として目標管理するものは定数管理するのが基本です。挨拶も目標を定数管理します。

❶1カ月にあいさつをする目標人数を設定する
❷本人の出勤日で割り、日次目標を明確にする
❸上記を目標達成シートに記入して定数管理

挨拶という「やればできること」から定数管理することで、今後デビューに向けたモデルハントや売上管理まで、数字にこだわって行動するクセづけもできるのです。

「今の子は考えて行動できない」ホントにそう?

こんな注意の仕方、してませんか?

先輩 Aさん、1番のお客さまブロードライしておいて
後輩 かしこまりました
(数分後)
先輩 このカットデザインでどうして丸く乾かすのかな……。見てたよね?ちゃんと考えてやってよ
後輩 すみません……
先輩 やり直すからもう1回濡らして
後輩 (間違ってたら直されるんだからハッキリ指示してよ

指示する側のされる側の心の声を表すとこんな感じです。

指示する側▶︎「指示待ち人間になってほしくない」
指示される側▶︎「明確に教えてくれたらちゃんとやるのに」

特に、現実的で慎重な人ほど、考えてやった結果ダメ出しされてやり直すのは二度手間だと考えています。ですが、考える能力を鍛えるのはとても大切なことです。

ここで、指示される側に納得させるために必要なのは「考えると悩むは違う」と明確に教えることです。

ダメ出しをされた時に考えたプロセスやそうした理由が言えないのは“考えた“とは言えないのだということをまず説明します。

「悩む」と「考える」の違いは次のような説明もできます。

・出すべき成果を具体的な数値に置き換えて言葉で説明できる
・理想と現状の差を数値や具体的な表現で明確に言える

例えば、理想の体型よりも太ってしまった時。「ただ悩んでいる人」と「考えて行動する人」の頭の中はこんな違いです。

ただ悩んでいる人▶︎「ちょっと太ったな……。でも、好きなものは食べたいし、我慢しないで痩せられる方法があったらいいのにな〜」

考えて行動する人▶︎理想の体重は48kgで今52kg。原因は12月くらいからの不規則な生活と暴飲暴食なので、3カ月後の夏休みまでに−4kgを目指そう

「目標管理」とか「定数管理」といったことは、難しく考えるのではなく、こうやって身近な問題に置き換えて説明すると、新社会人にもわかりやすく今度の行動として身についていくのです。

“現場力“とは経営者目線でサロンワークをすること

現場の問題は経営体質にあり、その答えは現場に埋まっています。

“現場力“は、今目に見えている問題やすべきことの先や裏までイマジネーションする力。これは変化を予想し、未来を受け入れて成長し続けられる力です。ですから、こういった「売れる行動と環境づくり」を身につけることは、1年目のうちから経営者目線を身につけることにつながります。

1年目から経営者目線を理解する必要がなぜあるかといえば、経営者目線とは「変化に順応できる時代への対応力」だからです。

これから美容業界に入ってくる新入社員の皆さんは、30年後の2050年でも活躍し続けられる人に育てなければいけない。

1日も早く即戦力に育て、1人も残らず未来の大切な美容業界を担う人材に育てるために、入社1年目に何を教えるべきか。

こんな時代だからこそ、改めて新入社員の育て方、基盤となる部分を見直してみる必要があるのかもしれません。

もっと“現場力“を知りたい方は書籍をチェック!

『美容室の現場力』藤原花妃(ジャパンビューティーホスピタリティ㈲ドゥエドゥ)著

材料発注、レジ周りの整頓、挨拶、掃除……「何度言ってもできない、直らない!」
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ななしま

AUTHOR /ななしま

月刊NEXT LEADER編集部→月刊BOB編集部→書籍編集部。好きなものは宝塚とGAGと、赤井秀一です。

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