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全国売れっ子スタイリスト連載第15回「2年間のロンドン留学後もお客が戻ってくる人柄と技術」最高技術売上267万円/熊本県熊本市

月刊BOBの長寿連載、『日本全国売れっ子スタイリストを探せ!』。なかなか知ることのできない、リアルに売り上げが高い美容師さんの数字や取り組みを赤裸々に取材するこの企画。2004年に「人が好き!美容が好き!」というメッセージを掲げて始まり、名前や形を変えながら日本全国の200名近い美容師さんを紹介してきました。(現在の連載タイトルは「日本全国売れてるスタイリストを探せ!」)働き方、ライフプラン、キャリアプランのヒントが詰まっていて、掲載はいつも雑誌の後ろのほうですが反響の大きい企画です。

今回は月刊BOB2005年6月号掲載の第15回をご紹介します(記事内容はすべて、取材当時のものになります)。

全国売れっ子スタイリスト連載第15回 SOEN(ソーエン)/熊本県熊本市]2005年6月号掲載

上野雄治さんの売り上げデータ

プロフィール

うえのゆうじ/1976年3月27日生まれ、熊本県出身。ベルェベル美容専門学校昼間部1年制卒業。市内美容室に4年間勤務後、SOENに入社。その後2003年から2年弱のロンドン暮らしを経験し、この取材の半年前に古巣のSOENに戻ってきた。

サロンデータ

そーえん
創業:1995年
有本直幸代表
社員数:13名

 

ロンドンへ行く前と、行った後。ブランクを感じさせない売り上げ

復帰したことをお知らせするDM以上にクチコミで広がったという、上野さんの帰国。ロンドンにいた2年弱のブランクを感じさせないその数字は、ロンドンに行く前の上野さんの技術と接客が多くのお客さまに評価されていた証拠だ。

 

少しでも手が空くと、代表や他のスタイリストのアシスタントに入る

「彼が素晴らしいのは、少しでも手が空くと、ぼくや他のスタイリストのアシスタントに入ってくるところ。これはとにかくすごい。まだまだ伸びていく可能性があります」と話すのは、SOEN代表の有本直幸さん。

ロンドンから帰ってきて一回りも二回りも人間が大きくなったと評された上野さんだが、ロンドンに行って一番よかったのは、美容の技術の勉強よりも、自分の小ささがよくわかったことだったという。
「できればロンドンにいたかったけど、やっぱり美容師としての勝負は日本でしたかった。しかも、有本さんや高山(泰成さん。同期入社のカラーリスト)たちと一緒に仕事がしたい。ロンドンにいて、そのことが痛切にわかりました」

熊本市内だけでなく九州一円に知られる技術や集団SOEN、ヘアカラー研究家として全国区の知名度を誇る代表・有本さんと一緒に働ける環境のありがたさをロンドンで改めて感じられたからこそ、技術を見て学び盗む時間を惜しまない。

 

褒められる笑顔

「気持ちがイライラしていたら、やわらかいラインのスタイルはつくれません。健康を考えて自転車通勤をはじめたんですが、車に比べてスピードが遅い分、今まで見ることができなかった新しい世界が発見できる。毎朝、季節を感じながら走るのは最高にいいですね。気持ちが明るくなり、ニコニコしながらサロンに入ってくることができます」

自分の機嫌を取ることも忘れない上野さんは、お客からも接客がいい、笑顔がいいと褒められる。
「1人ひとりのお客さまに、一生懸命カットをしてきました。それが伝わっていたのかも。だから2年というブランクがありながらも、多くのお客さまが戻ってきてくれたのでしょうね。ロンドンに行ってから聞いた話ですが、ぼくがいなくなったのを知らないでサロンに来て、泣き出したお客さまもいたそうです。ありがたいことですよね」

SOENに復帰してからは、戻ってきてくれたお客さまを1階までお見送りするたびに何度も泣きそうになったという。美容師冥利につきるとは、このことだ。

 

行動力と技術・デザインへの探求心

ロンドン行きを決めたのは、日本人の髪と外国人の髪の違いを自分の手で感じたかったから。
「ロンドンの人はソギを嫌がるので、ベーシックばかり切っていました。熊本にいたころはエレガント、ロマンティック路線のスタイルばかりだったので、ロンドンに行ったらつくらないと決めていたので。クールやシック、新しい境地を切り開きたかったんです」

SOEN復帰後、カラーリストの高山さんからは「つくるスタイルが変わったよね」と言われ、すごくうれしかったという。

上野さんは現在200万円以上の技術売上を誇るが、代表の有本さんはコンスタントに500万円、600万円の売り上げ、年末には700万円以上をあげる人だ。全国的にみてもスーパースタイリスト。
「SOENには一から勉強したくて入ったけれど、こんなに勉強することがあるのかと正直、あきれました」と言いながら笑う上野さんの笑顔は、やはり魅力的だった。

 

月刊BOB編集部

AUTHOR /月刊BOB編集部

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